第46回鑑賞会 平成26年6月23日(月) 於;国立能楽堂 参加;21名
「能楽鑑賞教室」
(下記は行事案内より一部転用しています)
6月は昨年に続き能楽鑑賞教室へ御案内します。ともすれば敬遠されがちな
能・狂言ですが、演目のストーリーは様々です。今回は、狂言「仏師」は純朴な
里人とこすからい都人とのおかしなせめぎあい、能「殺生石」は前半から後半へ
のあっと言わせるスペクタクルなストーリー展開をお楽しみいただけます。
常任幹事 前田紘子
◎ 日 時 平成26年6月23日(月)11時〜13時
◎ 会 場 国立能楽堂・千駄ヶ谷
◎ 演 目 狂言「仏師」 和泉流深田博治他
能「殺生(せっしょう)石(せき)」 観世流山階彌右衛門他
*解説「能楽のたのしみ」テキスト付 武田宗典
◎ チケット代 1,800円(中正面席)
《鑑賞記》 法・政治卒 古谷 泰久
とっつきにくい能、それでもプロのわかりやすい解説付とあって21名の参加を
得ました。解説は能楽師武田宗典氏「能楽のたのしみ」のテキスト付で解り易く、
人を引き込むお話上手、聴きて居ると壁が取り払われ親近感が涌いて、能を極
めたような気になる見事な語り口でした。
演目は狂言「仏師」和泉流 深田博治他、能観世流「殺生石」山階彌右衛門他
狂言はこすからい都人と純朴な里人とのせめぎ合いが見どころ、いつの世も変
わらぬ人間たちの起こすドラマ 現代のわたしたちにも大変分かりやすく伝わり
ます。能は前場(前半)見目うるわしい美女が自身の正体について語り消えて
行く。この前場の静の場面から後場は一転激しい動の場面に変わります。美
女は本性を現し妖狐(化け物)である事を明かします。あっと言わせる変貌ぶり
スぺクタルなストーリー展開を楽しませてくれました。
終演後は能楽堂会議室で懇親会、能楽談議に花が開き和やかに懇親を深め
ました。
上記資料は古谷さん提供
戻る|トップページヘ戻る