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第71回鑑賞会 「三遊亭竜楽独演会」 落語鑑賞会  平成29年9月14日 参加;23名
  
(下記は行事案内から一部転用)

  三遊亭竜楽師匠は、中央大学・法学部出身の後輩で、司法試験に挑戦した経験もあり、26歳の時に方向転換し、
落語の世界に飛び込みました。故五代目三遊亭円楽師匠に師事し、1992年に真打に昇進と言う経歴の持ち主です。
  竜楽師匠は、江戸・東京落語(特に人情噺)では、当代随一の噺家です。TVや寄席よりも、独演会を中心に活躍
しており、毎月行われる「内幸町ホールでの独演会」も今回で236回目になります。また最近では海外(アメリカ・ヨー
ロッパ各地)での現地語による落語普及に貢献し活躍しています。
  「笑いは百薬の長」と言われています。是非、夏ばて解消に、ご家族・友人・知人等をお誘い合わせの上、ご参加
下さい。  (担当;小林公司/前田紘子)


◎ 開催日   平成29年9月14日(木)

◎ 会 場   「千代田区立内幸町ホール」 (地下1階)
◎ 演 題    ・「猫の災難」
           ・「浜野 矩随(のりゆき)」
           ・ゲスト 漫才 宮田 陽・昇
◎ スケジュール
            6:30 pm 内幸町ホール受付に集合(木戸集金・座席券交付)
            6:45    開 演 (終演:pm 9:15)
            9:20    竜楽師匠を囲んで集合写真
            9:30 ~10:30  懇親会(於;鍛冶屋文蔵) (希望者のみ)

◎ 木戸(入場料)  2,500円 (3,000のところ前売割引・当日集金します)


撮影;
新井孚 

鑑賞会 三遊亭竜楽独演会鑑賞記  古谷泰久
9月14日(木) 6時30分 内幸町ホール 参加 23名
中大OB七ケ国語を駆使して欧米でも落語の独演会を催している世界の落語家竜楽師匠の定例独演会。
演目はレギュラー前座の三遊亭好也のおなじみ「寿限無」、おなじみではあるが故に錯誤かの語り口次第で話
の面白さに差がつきますが充分堪能。
続いて、師匠の「猫の災難」、長屋が舞台の八ッさん、熊さんの落語、軽妙な語り口で笑いの連続。そして今回
はドイツ出演のご報告、恐らくあまたいる日本の落語家の中でこの事が出来るのは師匠だけでしょう。ユーモア
あふれる話の中に笑いが人類共通のものという事がよくわかります。
寄席とは良く言ったもので色々あって、中入り後のゲスト出演はベテラン宮田陽・昇の漫才、又落語とは違った
タッチで笑いの渦。
最後は師匠の人情噺「浜野矩随(のりゆき)」、親子二代名人と云われた腰元彫師の話。笑いと涙ありの中に、
我々が失ってはいけない価値観が織り込まれていて、よどみのない語り口で、しんみりと聴かせてくれる絶妙の
話術でした。終わって思った事は余情残心とはこの事かと、そして落語鑑賞とはソファに横になりポテトチップを
つまみ、ビールかかコーヒーを飲みながらテレビで見る、しかも時にはトイレで中断しながら、お笑いだからとひと
くくりして、軽くテレビで見ればいいというものではありません。充分睡眠をとって寄席へ行って精神を集中させて
鑑賞しないと、其の良さの味わいは出来ないと思います。
終演後は恒例のガード下の居酒屋で小林公司御夫妻の御手配で懇親会、楽しい夜をすごせました。

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