第85回鑑賞会 「文学座公演」
時は1968 (昭和43 )年。この年は、世界中が大混乱となった年。ドロ沼のベトナム戦争下、
キング牧師、ロバート・ケネディの暗殺、フランスでは五月革命、中国では文化大革命、そし
て日本では学生運動や大気汚染、騒音の激化、そんな時代の日本のある家族の物語です。
◎ 日 時 令和4年6月18日(土)午後1時30分開演( 1時開場)
◎ 会 場 新宿南ロ紀伊國屋サザンシアター
◎ 演 目 文化庁振興費補助作品
文学座公演「田園1968」
作 東憲司
演出 西川信廣
出演 新橋耐子加納敬之ほか
◎ アフタートーク この6月18日のチケット(半券)により、次のアフタートークに入場することができます。
6月19日(日)午後4時頃
永島敏行(俳優)、西川信廣(演出)
6月24日(金)午後4時頃
東憲司(作者)、石井強司(美術)
◎ チケット代 6,500円
◎ 申し込み 5月31日(火)までに、電話(前田03・3427・9990 )又はFAX(事務局)にて申込むと同時に、
下記口座にお振込み下さい。
◎ 振込先 (以下省略)
鑑賞会 観劇「田園1968」文学座公演
6月18日(土) 紀伊國屋サザンシアター 参加 6名
時は1968年昭和43年、我々(40年会会員)が卒業して、どうやら仕事社員にのじんで来た頃のお話です。
日本は高度経済成長期の真っ只中、都市が拡大し農村が都市化する状況、都会と田園風景がせめぎあう
場所にある柳瀬家、永年維持して来た農園を売却して時代の流れに乗るか、家族は葛藤しせめぎ合ういま
す。結局都市化の流れに抗し切れず農園を売る事になり家族はそれぞれ新しい生き方を模索しながら生き
て行く・・・。
さすが文学座パワフルに熱演、久し振りの見応えのある演劇を堪能出来ました。ベテラン女優新橋耐子の
熱のこもったエネルギッシュな演技、脇もしっかりした演技陣で舞台を盛り上げて居りました。
今回会員参加は4名と大変寂しい限りでした。
私は観劇の際は原則予備知識も、事前評価も得る事なしで鑑賞するのが原則、その方がお話の展開にワク
ワクドキドキとあり、新鮮さがあるからです。今回も何となくフラッと参加。
まず文学座の質の高さに感嘆、又内容構成に魅入られました。ぜひ次回はより多くの方の参加を望みます。
そして何故感動したのか、どこが面白かったのか、何をこの劇を通じて言いたいのか色々考えてみる事は
より深く演劇を理解し楽しむ事となります。
帰り4人で懇親会、倍の賑やかさ倍の楽しさで一時を過ごしました。 (古谷)
(撮影;古谷泰久)
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