中央大学 | 42年白門会

　本年度の社会見学会は、12月4日に本年10月11日に開場した東京都中央卸売市場豊洲市場の見学を行った。日本の‘食の台所’が築地から豊洲へ移転した直後の‘旬’の見学であり、30名と多くの参加者となった。
　午後3時からの見学であったが、旅行会社の見学ツアー客などで賑わう中、市場担当者の案内で青果棟、水産卸売場棟、水産仲卸売場棟、屋上緑化広場を一般見学とは異なる1時間半の特別コースで見学した。各棟は、ガラス越しのデッキから案内者の説明を受け、空調完備された食の安全・安心を重視した施設を実感した。水産卸売場棟では、まだ一般に開放していない‘マグロせり見学デッキ’を特別に見学させて頂き、魚の臭いが残る中で「青森大間のマグロは、全て豊洲に直送され、セリにかけられ、仲卸業者によって全国に配送される」、せりを行う時に値段や数量を買い手が指で示す‘手やり’等の説明を受けた。また、仲卸売場棟では物産販売店舗などを見て、屋上では太陽光発電設備が設置された緑化広場からレインボーブリッジ・東京タワー、対岸の晴海地区ではオリンピックに向けて建設が進む選手村の様子を一望した。
　見学後は、豊洲から築地にバス移動して、‘すしざんまい奥の院店’に予約した個室で忘年懇親会を行った。懇親会では、幹事会報告、平成30年の活動記録、社会見学会の記録なども話題にして、酒を酌み交わしながらのコース料理を楽しんだ。今年度の社会見学会は、平成時代最後の年納めに相応しい豊洲市場の見学・築地での忘年懇親会となった。
　なお、今回の見学会は、開場直後で多くの見学希望が集中する中、当会の大木田相談役にお力添えを頂き開催ができました。懇親会会場は松沼相談役にご尽力を頂きました。ありがとうございました。