60過ぎて青梅を走れる素晴らしさ
青梅マラソン報告
読者の声
馬 渕 輝 夫
                                      
 2004年2月、今年も青梅マラソンの季節がやってきた。 数えて38回目に我らが41会のメンバー4人が走った。入江、直井、田中(兼)、大島の各選手である。昨年もこの4人は走った。一時は小生も含め7〜8人が走ったもので少なくなったなあーと感じた。それだけにこの4人はいろんな意味で立派であるし元気でもある。幹事の平山女史は何時も50過ぎて走れることは大変素晴らしいと言っておられたが、あれから10年、60歳を過ぎても青梅を走れる素晴らしさを改めて感じ羨ましくも思った。

 一方、この素晴らしきランナー達を応援するは、平山、佐藤、鹿島、藤本(審判)の4人の女性達に木内、高橋(英)、浅沼、田口、佐藤(武)、久保寺、鈴木(白門46会)、馬渕及び当社の若きY女性の総勢13人である。4人の選手は直井を筆頭に入江、田中、大島と全員悠々の完走であった。特に大島選手は昨年の記録を大幅に更新したという。選手の応援が終わり「かんぽの宿」に向かおうとした時、皆がオリンピック候補選手の野口みずきの走りが見たいとのことで、近くの喫茶店にて約1時間談笑と情報交換。いよいよ先頭選手団が来る時刻になり再び青梅街道へ。来ました! 来ました! 男子先頭集団に囲まれて野口選手が、想像以上に小柄で精悍、ともかく41会応援団と違って無駄な肉が全くないと感じた一瞬にアッと言う間に走り去っていった。後で聞いたが野口選手は30kmの女子日本最高記録を更新したとのこと、誠にもって頼もしい限りでアテネでの活躍を期待したい。

 かんぽの宿で一風呂浴びて完走会、今回は長老木内さんの音頭で乾杯、選手の感想談などが続いたが、昨年と違ったのは同行した若きY女性のお酌があり、少しは華やいだ気分が出たことか。やや間があって平山女史から、現在療養中だが、かって共に青梅を走った志村元良(理工学部)さんに全員で寄せ書きをやろうとの提案があり、各自思い思いの励ましの言葉を書き添えた。いつもながら平山女史の心暖かい気遣いに感心、同時にこれが41会だと思った。

 志村氏はかって、41会の会報に青梅マラソン参加の動機や経過を書いておられたが、いつも関門(70分)ぎりぎりで走り、その話を皆に面白く話しておられました。彼の事務所で良く酒を飲みながら何時も今度の青梅一緒に(ゆっくり)走ろうねと楽しみにしておられたことを思い出す。そんな関係であった志村さんでしたが、小生青梅で一度志村さんの後塵を拝したことがありました。そのことが余程うれしかったらしく、人に会う度に馬渕に勝った、勝ったと言っておられたことを思い出した。誠にもって悔しいが事実なので、小生は寄せ書きに「志村に負けた唯一の男」と書き添えた。(商学部 馬渕)