留学生達は、目を輝かせて語る!!
「留学生との集い」参加報告

文・写真 阿部豊子




 
平成15年6月29日、「中央大学に学ぶ留学生と学員との国際交流の集い」に初めて参加させて頂いた。梅雨の合間の暑い日であったが、民族衣装を意識し、和服で身を包んだ。民間外交をと、心に密かな覚悟をし、出発。赤坂見附の駅に着くと、沢山の若者が群れをなし、「赤坂プリンスホテルはどこですか?」と聞かれ、「私もOBよ」と、誇らしげに案内した。

 会場に入ると、何と450人の大パーティー。会場のクリスタルパレスは、壁も天井も総鏡張りの、きらびやかな大広間。沢山の白い丸テーブルに、それぞれOBと留学生が交互に着席した。白門41会のメンバー、平山久子、佐藤貴美子、井上和夫、土田和正、山下一明、宮田永生の各氏も近くに着席。長内了幹事長は、応援部部長として、ステージ近くの応援団席におられた。私の回りの留学生は、全く中国人。楽しく会話が弾む。留学生達は、目的意識をしっかり持ち、「卒業したら日本と貿易したい」と、澄んだ目を輝かせて力強く語っていた。贅沢ボケした日本人、「負けそう」を実感した。

 今年の開催担当の、白門39会と白門40年会の方達の、年齢を感じさせない、力強すぎると思われる司会ぶり。立派でした。そして、理事長、学長を始め、来賓の皆々様の蘊蓄あるお話。勉強になった。感動させられたのは、質実剛健、まさしく中央大学そのものの応援団リーダー、チアリーディング、ブラスバンドの演奏。頼もしかった。そして懐かしかった。校歌の演奏中は、なぜか限りなく涙が流れた。若者は素晴らしい。

 整形外科医の娘が、今年3月に学位を取得し、9月にニューヨークへ留学する予定。親の私は心配で心配で仕方ない。親の私が忍耐する事が子の為、と大げさに自分に言い聞かせている。しかし、明るく、力強い中央大学留学生を目の当たりにし、娘の留学の不安が、一寸薄れた思いで帰路についた。


チアリーディング


白門41会仲間と二次会



仲間同士(テーブルにて)



二次会場