
写真をクリックすると拡大します。 |
ベルリンマラソンを走った。高橋尚子、野口みずきが世界最高記録出した、フッラトな高速コースで有名な大会だ。内心4時間を切る(サブフォー)を狙って、「地球を走ろう」のツアー仲間47名走った。
昨年のホノルル、湘南に続く3回の挑戦だ。しかし、8月の猛暑で走り込みが出来ず、4時間半を目標にした。9月30日は、雨続きだったが、晴れ間が出る絶好のコンデションになった。少々寒い、半袖を長袖に変えた。4万人以上が走る荷物置き場は、大変な混みようである。コース上には、ドイツの有名スポーツメーカーの3本線が引かれている。それを追って、ベルリン市内を巡るのだ。スタートラインで待つ事30分、4時間30分と書かれた大きな風船を持つ、ペースメーカーと並ぶ。片言の英語で目標タイムを告げると、You can do it.と笑顔で励ましてくれる。スタートゾーンは、H、3回に分け、最後の組でスタートする。20分おくれである。
コースは、ベルリンの中心市街(旧東西べルリン)の、主として観光名所を回るのだが、そこには、公園あり、博物館、美術館、宮殿、教会、勝利の塔、そしてゴールは、ブランデンブルグ門を通過する。これ等を眺めるだけでも、わくわくする。ドイツのランナーは色々と声を掛けてくれる、街中の有名なプリズン(刑務所)の脇を走る。沿道の100万人とも言われる声援の中を走り続ける。黄葉が始まった、大きく枝を伸ばした、鈴かけの街路樹の下、何とも言えない気分だ。応援の音楽バンドが多くあり、つい其処では、スピードが緩む。30キロを過ぎるころ、持病の膝痛が始まった。コースマップ上の、5キロごとの予定タイムに遅れ始める。給水場で水を飲むのだが、コップの散乱は凄い、その上を走るので、喧しい程である。足を取られない様に慎重に走る。此処で転倒し、骨折したランナーいると聞く。トイレに行きたくなる、しかしトイレの数は少ない、公園の茂みに走り込み用を足している、女性は大変だ。
ポーチに入れたランニング用の特別食でエネルギーを補給する。35キロを過ぎると、足が上らなくなる、歩く人も出始める、足だけでなく、体全体が何とも言えない感じに成ってくる。歩きたくなる、でも走り続けよう、他から見たら歩いている様でも、走るのだと言い聞かせる。
ゴール近くに成るにつれ、声援が大きくなる。ブランデンブルグ門の中央を通過する。観客の熱狂的な声援に手振る、それに応えてく、大きな声援、元気付けられる。門を通過し、ゴール。完走した。自己計測で4時間22分08秒だった(正式タイムは、4時間22分18秒18,863位)。記録更新と思っていたら、ドイツの方に、握手を求められ、そして、お礼の合掌である。驚くやら、感激するやら、お互いに、完走を讃あい、喜びあった。嬉しかった。完走の記念メダルを首に掛けて頂き、完走したと実感した。
マラソンは、完走の達成感が何とも言えない、記録は、練習を裏切らない。走れるのも健康に恵まれて居るからである。一緒に行った仲間から、1キロ1円運動をしているとの話を聞いた。年間の総行距離に1円を掛けた金額を健康に感謝して、寄付活動をしていると。これに倣い、練習、大会の走行距離を集計し、健康に感謝し、寄付活動をと思う、ベルリンで、42円が貯まった。
支部の皆さん、一緒に走りませんか。楽しいですよ、練習後のビールが美味しい。湘南海岸を気持ち良く走りましょう。 (2007年10月6日)
|