幹事長に就任して

  本年6月の定時総会で、長内幹事長の後任を仰せつかりました。前任者と比べ見識にも器量にも大きな落差がありますが、皆様のご支援を得ながら、本会の充実のために微力を尽くしたいと思いますので、ご指導とご協力をよろしくお願いいたします。
 長内前幹事長には8月8日付で20年間にわたる功労に対する慰労と感謝の気持ちを込めて名誉幹事長を委嘱しました。しかし、9月4日、会員の願いもかなわず、逝去されたことはまことに残念です。心からご冥福を祈る次第です。
 さて、本年は本会創立20周年であり、改めてその目的を確認しますと、規約で「本会は、会員相互の親睦・交流を通じて、母校中央大学の発展・興隆に寄与することを目的とする。」と定めています。その基本は会員の親睦・交流の推進にあり、本会の運営や事業が多くの会員を満足させるものであれば、母校の支援にもつながります。
 会員が高齢化する中では、体力的負担と経済的負担を軽くし、多くの会員が安全に楽しめる企画が求められます。その点、近年の旅行会は参加者も多く経費も安く企画の評判もよく、よいモデルです。本会の事業計画は多彩で好みと都合に合う企画が必ずありますが、今後とも会員のニーズに合うような企画を考えていただきたいと思います。
 併せて、そうした活動や会員の状況を広報することも会の活性化のために必要ですが、近年会報原稿が集まりにくくなり、広報委員会も苦労しています。本会の活動に参加したときの感想、会員の近況、意見、提案などを気軽に寄稿していただければ幸いです。
 また、会の運営で大事なことは、総会開催、幹事会開催、会報発行、名簿発行、会計、ホームページ運営などの業務を円滑に進めることです。多くの会員がこれらの業務に携わることが活性化、永続性の観点から重要であり、幹事長、事務局長就任を含め、積極的なご協力を期待します。
 問題は定時総会の出席者数が減少傾向にあることです。高齢化でやむを得ないとはいえ、出席者数の多寡は会が活発かどうかのバロメーターでもあり、幹事会で開催方法などを検証し、対策を検討したいと思います。併せて会員の皆様には万障お繰り合わせの上ご出席されるようお願いします。また、会員も減少傾向にありますので、周りに同期の方がおられましたら、ぜひ入会をお勧めください。
 学員会活動には母校の社会的評価も影響します。教育でも研究でもスポーツでも就職でも、とにかく母校の評判が上がれば学員の意気も高揚し、学員会活動にも前向きになります。母校には何としても頑張ってもらわなければなりませんが、そのためには学員側が母校を応援することも大事です。本会も上記目的に則し母校の発展・興隆に寄与できるよう努力しますが、まずは箱根駅伝予選会に勝ち残れるよう、多くの会員による応援をお願いする次第です。(宮田)