白門四一会の創立経緯と20年の歩み
創立20周年を迎えて
平成25(2013)年9月




(1)本会結成世話人会の発足
 平成3年暮れ、学員会から長内法学部教授に対し、同年ホームカミングデー参加者のうち昭和41年卒業生リストが提供され、年次支部結成の要請があった。このため、長内教授と長内教授が所属する比較法研究所宮田事務室長と同フロアの人文科学研究所藤本(義)事務室長の3名で相談の上、学内同期職員、ホームカミングデー参加者及び希望者ら145名の世話人を選任し、平成4年2月に長内教授を代表者とする同期会結成世話人会が発足した。同期生は9,155名(卒業当時)おり、世話人会は、まず学員会入会者のうち昭和41年卒業生に呼び掛け、330名余から賛同を得た。

(2)本会創立と会員数
 平成5年6月12日には白門四一会創立総会を多摩キャンパスで開催し150名が出席した。この総会で本会規約を承認するとともに、役員選任では幹事32名及び会計監事2名を選出し、併せて幹事の中から当日臨時幹事会で選出された長内幹事長、藤本事務局長及び副幹事長6名を承認した。事務局は学内同期15名が担当した。同年7月12日には学員会本部から白門四一会支部(年次支部)として承認され、平成6年5月14日の学員会総会で木内康副幹事長が幹事長に代わって支部旗を受贈した。平成6年には本会事務局から学員会未入会者で住所判明の昭和41年卒業生4,000名余に対しても入会を呼び掛け、新たに170名余が入会し、会員数は500名余となった。会員数はその後の増減により平成24年度末時点では436名となっている。

(3)本会の活動状況
 本会の活動としては、定時総会を毎年開催し、平成15年度総会と平成25年度総会の際にはそれぞれ創立10周年記念祝賀会、創立20周年記念祝賀会を開催した。会報「白門41会だより」は創立初年度から年2〜3回発行し現在48号に達しているほか、会員名簿を毎年発行し、ホームページも平成14年に開設し運営している。平成17年には年次支部協議会の主担当支部となり、同協議会事業の「留学生と学員との国際交流の集い」については、それまでの都心ホテル等でのパーティー方式から方向転換し、ホームカミングデーに相乗りして多摩キャンパスで開催した。母校創立125周年記念募金事業では当初目標を大幅に上回る4,330万円余の寄付金を集めた。そのほか、旅行、花火鑑賞、芝居鑑賞、桜鑑賞、下町散歩、カラオケ同好会、ゴルフコンペ、つり大会、大相撲観戦&ちゃんこ、箱根駅伝応援・新年会、青梅マラソン出場・応援、野球・ボート・陸上・水泳等各種学生スポーツ応援など、毎年25種前後の事業を計画し、それぞれ担当幹事により実施されている。

(4)幹事長・事務局長の変遷と名誉幹事長委嘱
 幹事長、事務局長の変遷については、平成15年6月に藤本事務局長から宮田事務局長に交代したほか、平成24年6月には長内幹事長が病気のため角田勝副幹事長が幹事長代行となり、平成25年6月には長内幹事長に代わり宮田事務局長が幹事長を兼務し現在に至っている。長内前幹事長に対しては同年8月8日の幹事会決議に基づき同日付で名誉幹事長を委嘱した。

(5)本会発展の功労者
 20年間にわたって本会を発展的に運営してこられたのは、長内幹事長の篤い人情と母校愛から醸成される求心力のもとで、役員、会員が「同期の仲間」を合言葉に気持ちを一つにすることができたからにほかならない。上記の長内前幹事長への名誉幹事長委嘱はその功労に対する慰労と感謝の気持ちを表したものである。長内名誉幹事長は平成25年9月4日、肺がんのため逝去した。
                                  (宮田)