ゴール地点付近の中大応援団
第91回箱根駅伝予選会は2014年10月18日(土)、陸上自衛隊立川駐屯地→立川市街地→国営昭和記念公園のコース20kmで、48校が参加して行われた。今年は参加校が昨年よりも4校増えた上、昨年記念大会のため13枠だった選考枠が今年は通常の10枠となった。昨今の評判を思うとこの枠に中大が勝ち残れるかどうか心配が募った。
ゴール少し手前の応援団席に行くと各大学の応援団がコースに面して勢揃いしていた。公園内は楽器演奏禁止のためブラスバンドのにぎやかな音はない。9時35分にスタートした選手たちがまもなく通過する時刻だ。10時半、トップが通過、続いて2位の外国人選手が通過した。すぐに赤いCマーク入りの白いユニフォームの選手も駆け抜けた。中大の主将・新庄翔太だ。その後も中大の選手は次々と現れ、全員が意外に早いペースで通過していった。首を長くして待ってもなかなか選手の姿が見えなかった昨年に比べ、今年は大分違うと感じた。
選手たちをゴール方向へ見送った後、結果発表の行われる公園内の広場に向かった。背後では、中大通過後15分を経過してもまだランナーがいるらしく、応援の声が聞こえていた。
公園内の広場で監督・選手から報告
広場の中大応援団付近には学員が集合し、「屋外モニターに中大11位と出ていた」「中大は6位確実だ」などと情報が錯綜していた。11時10分過ぎ、公式発表が始まり、皆今か今かと中大の順位が発表されるのを待った。しかし、神奈川大、國学院大、東海大、山梨学院大、中央学院大に続く6位は中大ではなく上武大。期待がわずかに外れても動揺する中、「7位、中央大学」のアナウンスが流れた。とにもかくにも中大の連続86回目、通算89回目の本大会出場が決まった。周囲では林立する「C
中央大学」ののぼり旗が一斉に動き歓声があがった。
まもなく野村部長、浦田監督、選手たちが報告に現れた。応援団・学員が囲む中で、浦田監督から「応援に感謝する。これまで厳しい状況だったが、ようやくここまで立ち直った。本戦でさらによい結果が出せるよう選手たちを仕上げていきたい」旨の報告があり、選手がひとりひとり紹介された。野村部長からは「応援に感謝したい。敗戦の弁も考えておくようにと言う人もいたが、そんな心配はまったく無用だった。本戦では一層の応援をお願いしたい」旨の挨拶があった。監督と選手たちには応援団・学員から惜しみないエールが送られた。このあと、主将・新庄翔太は報道陣に囲まれインタビューを受けた。

応援団・学員から監督・選手たちへエール 報道陣に囲まれる主将・新庄翔太
応援終了後、四一会は懇親会のため立川駅北口の中華料理店「新中華」へ向かった。懇親会は、応援団OBも合流して40名が参加、高橋駿介幹事の挨拶で始まり、箱根駅伝本戦への切符獲得を祝うとともに本戦での活躍を祈念した。併せて、四一会の年明けの駅伝応援と新年会を予定通り行うことを確認した。また、宮田幹事長から、次週10月26日(日)のホームカミングデーへの参加要請があり了解した。(宮田)
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