前田祐輔君を偲ぶ
2015年11月3日逝去

訃報
角田 勝




 平成27 年11 月3 日 41 会事務局長前田祐輔君が亡くなった。かけがえのない人を失い悲しみでいっぱいです。葬儀に参列し弔辞を述べさせていただきました。
            弔 辞
 前田君。君のあの背中を丸め杖を突いて眼光鋭く説得する姿をもう見られないと思うと本当に悲しい。一週間前にも酸素マスクの中から一生懸命話しかけてくれたね。
 君と再会したのは25 年前中央大学のホームカミングデイでした。さらにその29 年前から大学で同級生として一緒だった。授業に出られない応援団の俺に「みんなで加藤を応援しよう」とクラスの仲間に呼びかけて代返してくれたり、ノートを貸してくれたり・・・君のおかげで卒業できたと思っている。
 再会してから中央大学白門41 会の設立に奔走し、この25 年間、会の中心的役割を果たして、幹事長の長内君が亡くなってからは事務局長となって特に旅行会の準備から清算まで、あの細かな作業は何だろう。君の仕事振りからもわかる気がした。
 君が相手を説得するにはいろんなところからデータを引っ張り下準備を怠りなくしてから交渉する姿をよく見させてもらった。
 大宮駅西口再開発の話、このマンション、あのビル・・・二人で歩いてよく教えてくれたね。俺が不動産業を始めたのが20 年前。取引の一から指導してくれて。今仕事ができているのも君のおかげ、感謝しきれない。
 家庭においては住んでいるマンションの管理組合の理事長を引き受け、管理会社との交渉等他人のためにここまでやるかといつも感心してみていた。
 そんな君が病に気付いたのは8 年前だったか、咽頭がん。これを放射線治療で克服し声も出るようになって本当にバリバリ仕事をやったね。毎朝毎晩駅への送り迎えは房江さんにしてもらって。
 亭主関白とお見受けしたが奥さんのこの支えがあったからこそできたんだね
 ご長男の正人さんの大学時代野球部の活躍、就職してからの仕事振りをよく話してくれたね。正人さんは君の生き方を受け継いでいるんだと思う。
 君は一足先に旅立ったが黄泉の世界でまた会おう。また飲んで語ろう。41 会の仲間たちとまた会おう。
 マエダー・・・「よくがんばったね」ありがとうーーー 合掌