
このたび「白門41会支部」に入会した小林治雄です。現在、松本を中心とした「長野県中信支部」の支部長をしています。学員会本部での会議で宮田幹事長と親しくさせていただき「白門41会」の活動・素晴らしさを知りました。遠隔地・地域支部の掛け持ちとなりますが、同期のお仲間との交流を楽しみにしています。
昨年11月より「長野市での災害ボランティア」で頑張っています。島崎藤村で名高い「千曲川」が決壊し、甚大な被害が発生しました。私は軽トラックを運転して被災現場に出向き、災害ごみと戦う日を送りましたが、自分一人だけでは駄目だと考え、「母校ボランティアセンター」に出動を要請しました。学生課は、即座にボランティア募集を開始、あっという間に募集定員に達するなど、学生の社会貢献意欲の高さと母校の対応の早さに嬉しさを感じました。
11月23日と24日、新幹線で学生が長野へ到着、支部対応で応援に駆け付けた参加者を含めて、2日間で延べ人員80名規模のボランティア活動を展開することができました。作業は畑に堆積した泥を除去する重労働でした。学生たちの力は凄い、二日間で60本以上のリンゴの樹の根元から泥を掻き出し、リンゴの樹の枯れ死を防ぎ春に白い花を咲かせる準備を整えました。この活動は地元新聞や長野市の広報媒体でも紹介され「中央大学生・卒業生、長野のリンゴ園で泥出し作業」と題する動画が評判にもなりました。
新年を迎えて学生たちは、再度長野へのボランティア活動を強く希望されているとの連絡があり、現在関係諸団体と受け入れ態勢を構築しております(この時期は団体受付をしていないので新たな受け皿を作る)。
学生の社会貢献意欲を受け止めて、側面から支援していく姿勢が、今卒業生の私たちに求められています。ボランティアは個人の活動領域から団体へと広がり始める時期ではないかと思うところです。周囲の方々に・お互いの心に・そして自分の心に温かい灯をともしてくれるボランティア経験は素敵な心の財産です。(2020.1.17
小林治雄)
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