友景秀昭君を偲ぶ
2019.7.12逝去
入江昭雄
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「昔の日本の夏」 蚊取り線香のにおい。セミの鳴き声。扇風機に混じって聞こえる高校野球の中継音。サイレンの音、その後に続く沈黙・・・。を前にして文月12日白門41会屈指の逸材、友景秀昭君が逝った。
 友景一家がオーストラリアに別宅を構えていた頃、「ゴールドコーストマラソン」に出場するため4〜5泊お世話になりました。
 今から20年位前。彼は10km、私はフルにエントリー。彼は完走。私は30km地点で彼の要請により途中棄権! それなのに打ち上げの時、俺は完走メダルがあるが、お前は完走メダルがないだろう! と散々酒の肴にされたが楽しい思い出が脳裏を過ってきました。
 翌日帰国の際、搭乗手続きをしていたら出発日が過ぎていると言われ途方に暮れていたら、友景があまり上手でない英語で手続きを完了してくれた。他に応援の若い女性が2人いたので都合3人。どうやって話してくれたのか? ただただ感謝の一言でした。
 その後、友景兄弟夫妻が来熊し、3夫婦で阿蘇・長崎軍艦島等々飲んだくれの旅を楽しみました。41会の逗子旅行の帰途、彼の豪邸に大勢で寄って綺麗な奥様のおもてなしで飲み会・・・ 上京の折は有志数名で箱根、熱海、箱根そして、今年4月は伊豆高原。予定していた日の前日に友景が入院。無念のキャンセル。6月に41会総会で会ったのが最後でした。
 骨太で線の太い豪気の振舞いの中、心根の優しい友景君。平成26年春頃より体調にいささかの陰り。あれ程不断元気だっただけにかかる早き別れの時がこようとは誰も思ってもいませんでした。泉下の友景秀昭君、お世話になった事は決して忘れません。貴兄との出会いに感謝! 合掌