
新宿御苑内の紅白の桜の前で
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3月半ば、熊本の入江幹事から「41会の仲間に会いたい、何とかならないか」という切実な声が角田副幹事長を通じて届いた。コロナ禍で自粛生活が続き行事開催に消極的になっていたが、その声で我に返った。さっそく柳下幹事と相談の結果、時節柄、都内有数の桜の名所「新宿御苑」で桜を観る会を開催することにした。当会ホームページに案内を掲載しメールや電話で呼び掛けると、紅一点の岡田副幹事長をはじめ17名から参加希望があり、昨年暮れ入会の池田勝海氏も名を連ねた。
今年は新宿御苑の入場券がコロナ感染防止対策で前売り券になったため、柳下幹事が前日までにネットでまとめて購入してくれた。参加者は3月29日午後2時に新宿門に集合し、幹事から配られたQRコード付きチケットで入園した。
園内は見渡す限り満開の桜。以前はあちこちに酒宴が見られたが、今は禁酒が徹底し穏やかな花見風景が広がる。園内には68種類、千本もの桜があり、寒桜で始まり、3月下旬には山桜やソメイヨシノなどの一重咲き種、4月上旬には一葉桜、4月中旬から下旬にかけては関山桜などの八重咲き種が次々に咲くという。なお、新宿御苑は信州高遠藩主内藤家の江戸屋敷跡地に明治39年、皇室の庭園として造られ、戦後、国民公園となった。
我々は中央休憩所を経て、昭和天皇のご成婚を記念し台湾在住邦人の有志により建てられた旧御凉亭(台湾閣)からソメイヨシノが随所に映える日本庭園を観望した後、東エリアの風景式庭園の北側を回り、満開の桜を眺めながら植物園を経て大木戸門へと進んだ。
懇親会は午後4時から新宿御苑駅近くの「天ぷら串 山本家」で14名が参加して開催された。好みの飲み物が届くと幹事長から開催経緯や新会員池田氏の紹介を含め挨拶があり、近況報告などを肴に自粛生活をしばし忘れて四方山話に興じ親睦を深めた。さらにそのうち7名は柳下幹事の案内で新宿三丁目駅付近の「ノアノア」で2次会を開催し、カラオケで自慢の喉を競った。 (東京・武蔵野市 宮田永生)


台湾閣(旧御涼邸)

日本庭園のソメイヨシノ
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懇 親 会
てんぷら串 山本家 新宿御苑店 |




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二 次 会
新宿三丁目「ノアノア」
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