2月19日、ホリデー快速おくたま3号で第55回記念青梅マラソン応援に向かった。車内は意外にすいていた。コロナ禍で3年ぶりの開催だが、まだ警戒感が残り観戦の人出が戻らないのだろう。応援場所の青梅駅前交差点付近も混雑はなかった。
当会の入江・直井両選手が出場する10kmの部は、日本陸連公認の「東青梅4丁目→日向和田(折り返し)→青梅市役所前」のコースで、高校生及び40歳以上の出場者2,391人が競う。スタートは9時30分、ゴールまでの制限時間は1時間20分。沿道には規制線が張られるため、その前に応援組12人は道路南側に渡り、赤いCマーク入りの当会のぼり旗を立ててランナーを待つことにした。
やがてスタート、6分ほどして駒大高校生達の先頭集団が通過し、しばらくして当会のぼり旗の前を今年御年80歳を迎える入江選手が手を振って笑顔で駆け抜けた。直井選手は視覚障害者の伴走を務め遅れて通過した。復路は、10時半を回った頃、黄色いシャツの入江選手が駅前交差点に元気よく戻ってきた。直井組はどうやら制限時間超過のためバスに収容されたらしく、最後尾を走るバスの窓から手を振る姿が見えた。
ともあれ、入江選手は高齢を乗り越え故障もなく制限時間内(1時間18分39秒、70歳以上の部で216位)の好タイムでゴールインし、直井組はバスに乗ってではあるが無事ゴールに到着したことは何よりであった。また、ランナーの中には当会のぼり旗を見て、「中大頑張れ!」と声をかけてくる中大OB達もいて同窓の連帯感を感じた。
マラソン終了後の選手・応援組のための慰労会は、入江選手が熊本からすべて手配してくれた。会場は例年「かんぽの宿青梅」を利用していたが、昨年日本郵政から別会社へ譲渡されたため、今年は青梅駅前の「食事処酒処ぜん」となった。
正午近くになって、入江・直井両選手、直井選手が伴走した村田選手及びヘルパー中澤さんが到着し、慰労会出席予定者16人が全員揃った。慰労会は鹿島担当幹事の司会で進行、まず宮田幹事長からねぎらいの挨拶があり、次いで選手や応援者から出場や応援の感想などが述べられ和やかに歓談した。入江選手からは来年出場の覚悟も示された。最後は角田元応援団長のリードで校歌・応援歌を合唱し散会した。 (宮田永生)