
中央大学理工学部後楽園校舎(手前左の空地は新1号館予定地)
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中央大学は、高度な能力を持った付加価値の高い理工系人材を求めている社会の要請に応えるべく、2026年に理工学部を再編し、理工系 3学部(基幹理工学部・社会理工学部・先進理工学部)を以下のとおり新設する計画を認可申請中です。
新設する各学部の教育研究上の特色に応じて養成する人材像を明確に提示し、独自のカリキュラムを策定・実践することによって、加速度的に変化する社会において次々と顕在化する多様で複雑な諸問題に対し、それぞれの分野での専門性を発揮して適切に対応し、解決策を提案し、かつ実行する力を備えた人材を輩出します。
今回の再編は、単に理工学部を3つに分割するのではなく、中央大学として初となる学術院制度を導入し、理工学術院という組織を新たに設け、教職員は全員が理工学術院に所属することになります。また、研究が主体となる大学院に関しては、分割はせず現状の理工学研究科を維持します。このような工夫により、理工系全体としてのまとまりを維持しつつ3学部の独自性を実現する、言わばいいとこ取りを実現していけるものと考えています。
※STEM教育とは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、
数学(Mathematics)の4つの教育分野を総称した言葉です。
なお、理工学部各学科の設置経過は以下のとおりです。
1949年に「工学部」が土木工学科(現・都市環境学科)、精密工学科(現・精密機械工学科)、電気工学科(現・電気電子情報通信工学科)、工業化学科(現・応用化学科)の4
学科体制でスタートしました。
1962年には「理工学部」となり、数学科、物理学科、管理工学科(1999年に経営システム工学科、2021年にビジネスデータサイエンス学科に名称変更)を設置しました。
さらに、1992年に情報工学科、2008年に生命科学科、2013年に人間総合理工学科をそれぞれ設置し、現在、合計10学科となっています。
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