白門41会恒例の旅行会が、 去る11月15日(土)から16日(日) 愛知県の郵政省保養センター (かんぽの宿) 「三ケ根」 に於て、 一泊二日の日程で行われた。
今回の旅行会は、 本来の趣旨である全国ネットワークの強化を目指して東京地区、 愛知県、 静岡県及びその近隣地区の方々に呼びかけた3地区幹事合同の世話による旅行、
懇親会である。
参加者は、 現地の参加者を含んで、 東京地区よりは長内幹事長 (法学部長) ら27名、 静岡地区よりは天野君 (静岡県議) ら5人、 そして名古屋地区よりは河合君
(衆院議員) ら7人の39人であった。
懇親会は、 温泉に入ってゆっくり長旅の汗を流した後、 午後6時半より二階大宴会場に於て、 馬淵君 (極東証券研究所) の司会で始められた。
冒頭、 長内幹事長より挨拶があり参加者への謝意と3地区合同の旅行、 懇親会の意義と今後の一層の発展を期したいこと、 そして一層多忙となる職務と自身や家族そして41会などとのあり方の考えが述べられ、
50代半ばとなる参加者に貴重な指針を与えた。
大学評議員で名古屋白門会支部長の伊藤氏 (弁護士) には、 ご当地開催ということでご多忙の中を41会のためにご出席下さりご祝辞を頂いた。 特筆すべきことは、
本年、 白門会名古屋支部が創立100周年を迎えるということで、 この準備に忙殺されているとのこと、 参加者一同よりこの成功を祈念し相応の協力をすべく、
力強い拍手で決意を表明した。
平山久子副幹事長の乾杯でお待ちかねのビールが一気にのどを駆け抜け、 楽しい懇親会が始まった。 今回の旅行も入江君 (かんぽ総支配人) の協力を得ており、
食事も予算以上に豪華版であった。 懇親会後のお膳を観察すると、 食べ残しをする人は皆無で、 皆企業戦士の現役バリバリの感があった。
名古屋地区の参加者
亘君 (熱田高校教頭) の司会で参加者一人一人の紹介があった。
宇佐美、 河合、 西川(修)、 舟橋、 長谷川、 石本
静岡地区の参加者
藤井君 (アイワ不動産) の司会で参加者一人一人の紹介があった。
天野、 天野夫人、 長谷川、 藤井夫人
午後9時、 懇親会の締めくくりは校歌、 応援歌そして学歌である惜別の歌の合唱で、 みな肩を組んで再会を誓ったのである。 リーダーは、 鴻池そして高橋駿介の両君であった。
二次会は、 202号室に席を変えて深夜まで活発な意見交換会になった。 島野君 (戸田市議) と友景君 (東和通商) らの今日の政治不信を如何にすべきかなどの議論は、
大いに関心を集めた。 他のグループは経済状況の打開策や青少年問題に持論を述べあっていた。 通常は、 カラオケなど単に余暇を過ごす程度の行事で済ましてしまうのであるが、
真剣に意見を述べあう姿をみると、 これぞ41会メンバーのレベルであり、 何年経っても学生気分の抜けない中大気質を認めざるを得ないのである。
今回のかんぽ三ケ根は、 東京から300kmの距離にあってほとんどの東京地区組の方たちは、 往復観光バス (西武バス) を利用することになった。
往きは、 午前9時半東京駅前集合で出発、 途中数回の休みをとって午後3時過ぎに現地到着。 帰路は、 午前9時半すぎ出発、 途中豊川稲荷に参詣、
焼津にて昼食後夕方の東名のラッシュを抜けて午後5時過ぎに東京駅前に到着した。
往路、 帰路共に流石に旅行幹事に抜かりはなく、 次々に繰り出す企画に車中爆笑の連続で、 苦しいラッシュもまったく気がつかないほどであった。
馬淵君作成の漢字当てトンチ教室は、 難問奇問の連発でなかなか正解が出ないのであるが、 流石に阿部君 (中大)、 宮田君 (中大) の両君は現役学生を指導する立場にあるせいか、
優秀な成績 (?) をあげた。 問題 「仕事にカコツケテ」 の問題に、 「仕事に(……)」 (注) 括弧つけての迷答は、 大野君 (とらや事務)
であった。 川添君 (旭商会) は歌謡教室を開催、 カラオケなど文明の機器の発達に無縁な境地の数々の迷曲を披露し多くの信者 (?) を次々と獲得した。
とりわけ入江君は、 立派なもので音感は教祖とおなじ境地にあることが同乗者全員に認められたのである。
最近、 香港より帰任した土田君 (高島kk) から長期的な視野に立った株式投資について、 多くの示唆に富む講義があった。 手許にお金があったら本当に今がお金持ちになれるビッグチャンスなのにと皆が思ったことであるが、
いずれもバスを降りれば現実が待っている身のこと、 有望銘柄も忘却の彼方となってしまったのである。
バスガイド嬢とのやりとりで会員の色々な職業が順次明らかとなってきたとき、
この団体は何だろうかという疑念が湧いて、 ついには同乗者に大学教授や国会議員がいるにおよんで、 彼女の目は宙をさまよっていた。 職業という観点で同期会をみると、
あたかも万華鏡のように無数の色で創り出されるとらえどころのない姿が浮き上がるのでしょう。
異なった個性が同期会という一つの条件で 「気心の知れた関係」
に包み込まれたとき、 その 「居心地の良さ」 は参加者だけが共有することになってしまう。 仕事の都合などで結局参加できなかった人たち、
未加入者への呼びかけに対する返事も含め、 行けない事情を手紙で幹事まで丁寧に連絡された方々もいたとのこと、
参加者のみならず参加できなかった人たちの意見や事情もとり入れて、 より多くの方々に参加してもらうために、 次回以降の旅行の企画に活かしたいものである。
私自身は、 昨年に続いて2回目の参加となった。 会員の皆さんがいろいろな企画をたてて参加を呼びかけて頂いていたのに、
ほとんど行ったことのない冬眠会員のひとりであった訳だが、 この不参加の理由は簡単で、 仕事に追われて時間が無いという 「多忙」 を理由にしていたわけである。
「心を亡くして」 働くだけで良いのかという疑問もあって、 意を決して一昨年の旅行会に初めて参加したのである。 50代の半ばに至って、
裸でお付き合いのできる友人たちとこんなに沢山知り合えるとはと、 本当に驚いている。
次回の旅行会は、 東京地区、 静岡県、 愛知県、
岐阜県に加えて山梨県、 長野県の甲信地区の皆さんに参加を呼びかけて、 6地区合同の会合を持つ予定と聞いた。 場所は、 旅行幹事の皆さんが検討中であるが、
時期は今回と同じく10月下旬もしくは11月上旬の山々の頂が赤くなり始める紅葉の季節になりそうである。
会員の皆さんが互いに声を掛け合って参加し、 交際の輪を大きく広げようではないか。 (小森)