日本の渚百選 南伊豆弓ヶ浜
11月11日(土)天気晴朗なれどやや波高し、東京駅を出発した41会貸切りのサロンバスは相模湾を見ながら一路伊豆下田へ、順調に行くはずだったが伊東近くになって「伊豆方面今年一番の込み具合」ガイド嬢談、乗り合せた面々はそんなことどこ吹く風と飲みながら、食べながらよもやま話に花を咲かせている。何と行ってもサロンカーはバストイレ付きの1LDKイザという時の心強い味方となる。
「トイレは満タンになると使えないので往きはなるべく緊急時のみの使用にして下さい…」とたんに次ぎのトイレ休憩が待ち遠しくなる。この渋滞が続いたらいつになったら下田へ着くのやら!との心配をよそに大川、北川、に差し掛かったあたりから急に流れ出し前の渋滞していた車は跡形もなく消えている。いつもながら不思議な現象だ。ともあれ概ね予定時間に休暇村「南伊豆」に到着、何はともあれ温泉、温泉、やはり温泉はいい、ここ南伊豆弓ヶ浜温泉は下賀茂から引湯をしている為、湯量は豊富泉質は上々、本当に心休まる。
夕食兼懇親会は長内幹事長挨拶の後粛々と進むも、そこは41会カラオケが入り出したら休む間もなく次々と…阿部豊子さんの「みだれ髪」が出たとたん皆シーン!館林の歌姫?に聞きほれる。後が出にくくなるが既にインプットしてあった小森君勇気を持って披露、これもなかなかのもの。このままではいくら少人数とはいえ一晩かかっても終わらなそう、まずは中締め、馬渕君の進行はいつもながら流れる様だ。二次会は歌い足りない人、飲み足りない人、語り足りない人、眠り足りない人、三々五々に、どういう訳かまたお風呂で会う、これで2回目何でも温泉マークの3本は3回入るからという説もあるくらいだから、入らにゃ損、損。
明朝3回目入浴後、「日本の渚百選」にも選ばれている弓ヶ浜を散歩(41会のメンバーは少ない、もったいない)、昔はもっと浜が白砂だったがいつのまにかバンカーの砂と同じ、聞くところによれば日本中の浜から白砂が消えているとの事、寂しい限りだ。ただ海岸線は美しく、そこから眺める海の景色はスバラシイ、老松も一本一本松食い虫よけの消毒液が注入されているお陰で昔と変わらぬ容姿を保っている。今、日本の松は松食い虫に次々にやられている。松食い虫前線は北上を続け福島県位まで行っている。松を守るには一本一本に消毒液を注入しないとダメなようである(因みに私がよく行く栃木のゴルフ場も何もしないから松は全滅)。皆さんも山林の松が枯れているのを何度も目撃しているでしょう。このまま日本の美しい自然が壊れていくのでしょうか!ともあれ弓ヶ浜の老松は健在でした。
帰路は唱で有名な天城越え、淨蓮の滝へ、滝の側に繁っている天然記念物の「ジョウレンシダ」−学名は何とか何とか、憶えたが直ぐ忘れた−との調和が見事、一見の価値あり(石川さゆりの碑もあったよ)、昼食後帰宅を急ぐ長内夫妻、阿部さんと別れ、途中の立ち寄り予定先をカットし、帰りの渋滞に巻き込まれないうちにとヒタスラ東京へ、東京へ、何と陽のある内に東京駅へついてしまった。ヤレヤレ!
今年の旅行会は皆さん忙しい様で参加者はバス組17名、現地組1名の計18名でした。遠く館林から来てくれた阿部さん、茂原から来てくれた千村君、現地で合流し早朝五時に疾風の様に去っていった鈴木君、同じく五時に帰った馬渕君、下田で別れた小森君、とりわけアメリカより帰国して間もなく仕事持ち込みで参加してくれた長内幹事長、奥さん、参加してくれた皆さん有難う御座いました。
多少なりとも楽しんで頂いたならば世話役として幸甚に存じます。 再見。 (土田)