上越…紅葉といで湯の旅に参加して
参加者からのコメント
2001(平成13)年11月3-4日
星 弘 美
(「白門41会だより」第23号より)




  今回、初めて白門41会の旅行会に参加しました。小生、2年半前迄、ゼネコンの(株)フジタというところに勤めていたのですが、わけがあって(といっても別に悪いことをした訳ではありませんが)同社を退社し、現在、“S.O.H.O.”(Small Office Home Officeの略。要は「自宅で」の意味。)にて「国際プロジェクト契約コンサルティング」の仕事をしています。要は、これから国際取引をしようとしている会社或いは既に国際取引をしている会社に対する法的支援、法務サービスの提供です。

 サラリーマン時代は「社業」に専念していましたから、地域社会の活動に参加することもなく、又「白門41会」といった幅広い横断的な同期会に参加することもありませんでした(学生時代からの交友のあったクラブや同じクラスの人たちとの会合には、結構出ていましたが)。

 サラリーマンを辞めてから、地域の人たちとも知り合いになりたいものだと思い、先ず手始めに、中央大学学員会小金井市部に入り、小金井市在住の先輩・同期・後輩の方々と知り合いになりました。その中に、今回の白門41会の旅行に参加することを強く勧めてくれた小森氏(公認会計士)がいました。
 
 いかに同窓とか同期とかいっても、学生時代にお互い知っていた人たちなら兎も角、初めて会う人ばかりの中に入るのは少々気後れがして、どうしようかなという気持ちもかなりありましたが、思い切って、東電の田口氏宛にEメールで参加の申し込みをしました。11月3日(土)の当日、集合場所である東京駅丸の内側出口付近に駐車していた観光バスに乗り込みました。

 案の定、小生にとっては廻りの人たちは初めての人ばかり。参加者名簿を見ても、小生が多少なりとも知っている人は、二人だけ(小森、長内の両大兄。長内大兄とは、これも小生が初めて出席した2001年6月の「41会総会」で面識を得た)でした。対照的に、他の人たちは、『やー今日は』とか『やーご無沙汰』とかお互いに言葉を交わし、如何にも皆さんの旧知の仲といった感じです。一瞬ですが、「孤独感」を味わいました。

 正に、その孤独感は「一瞬」のうちに霧消しました。今回の旅行は、東京電力のご厚意により東電2発電所(群馬県玉原水力発電所と新潟県柏崎刈羽原子力発電所)の見学を兼ねた「修学」旅行だったのですが、バスが東京駅を出発すると同時に、小生の近辺に座った人たちと名刺を交換し、世間話をしているうちに、すっかり旧知の間柄になったような気分になってきました。これは、1年余前に、中大学員会小金井支部の旅行会に初めて参加したときも同じようでした。初めてのときは、少々しゃちほこばって行ったのですが、一寸時間が経つとお互い同窓であった/同期であったというだけで、あたかも学生時代から知っていたかのような気分になり、すっかり打ち解けてしまいました。あれは不思議です(バスの中で朝からアルコールを飲み、いい気分になっていることも大いに寄与しているかも知れませんが)。

 それは、二日目の朝、柏崎に向けてバスに乗っているとき、小生が年甲斐もなく「車酔い」し、車中でおう吐はするは、全身汗びっしょりになるはで苦しんだときに、その頂点に達しました。隣に座っていた内藤大兄には小生が苦しんでいる間中ずっと背中をさすって貰いました。他の皆んなも、小生が原子力発電所の見学を止め、東電施設の一室で1〜2時間休んだ後、漸く戦列に復帰したとき、「大丈夫か」と全員が声を掛けてくれました。いや本当に有難かったです。

 2日間に亘る旅行が終わりに近づき、池袋駅近くで皆んなでお別れする頃は、もうこの旅行に何回も来ているような感じでした。どうも皆さん有難うございました。来年も宜しくお願いします。


◎バスの中でコメントを頂きました。
「ああたのし ああゆかいなり 四一会」 (佐藤(武))
「所感 東京電力の田口兄のお力添えで実現した水力発電と原子力発電設備の見学会に参加して、大変勉強にもなり、有意義でした。私が原発賛成派だけにこれに反対する人々は、電力をいっさい使わない人達なのだろうか。現在45%を原子力発電に依存しているという東京電力管内で、原発を廃止したら、テレビも洗濯機も使えなくなるのではないか。まさに我々の日常生活で、原発は全く頼りになると実感されるのである。東電職員の皆さんに大変お世話になった。厚くお礼を申し上げたい」(西川)
「百聞は一見にしかず原子力(安全宣言)」 (藤本(義))
「水力、原子力発電所を初めて見聞、日常生活に必需の目に見えない電気により親しみを感じました。
「楽しい旅行をありがとうございました。」 (岸)
「湯けむりに かすむ明りの 紅葉かな」 (角田)
「旅のバス 深酒あとの 柿の美味」 (石井)
「今回の旅行は今迄の企画とちがい三大エネルギーの内原子力・水力による発電所を見学出来、改めて日々生活の中での電気の力を知り、使う側としても色々と考えさせられた旅行でした。又、お宿もすばらしくゆっくりさせてもらいました。」 (長内(美))
「地球温暖化防止の一番の方策は原子力発電所の増強だと思います。」(大島)
「東電と電気で結ぶ白門会」 (東京電力 田添・水石)
「バスでのビデオ学習・見学・食事とトイレ以外は立ち寄ることもなく学習・学習、一つ利口になった様な 気がする。何事も百聞は一見にしかず!」 (土田)
「津島暖流が流れる日本海の柏崎で科学技術の最先端である原子力発電所を見学した。アメリカの同時多発テロの影響により、二重三重、四重の厳重警備と検査の見学の中で神棚(かみだな)が祭られていたのを見つけ、何故かホットした気分になった。(八百万)の神を信じていれば、テロや戦いは起こらないだろうか。」(島野)
「東電さん田口さんありがとう。原子力発電所の安全性と、高速道路の効果、社会資本整備の必要性を再認識した。」 (千村)
「湯けむりの 向こうに映える 秋の山
 はるかなる 旅路のバスに 散る落ち葉
 日本晴れだよ 石打あたり がっちりスクラム 旅の連れ」 (小森)
「原発は 聞くより見ろと 東電はいう 」(アトムボーイ)
「早朝の露天風呂で身体を覚醒させ、ホテルで用意してくれたバスで『おはよう散策のコース』に参加した。同行の仲間も姿はなく、私一人、以外は皆、他の団体客で、バスは通常、客が通らない林道を当間山に向った。自然観察の案内により、バスを降りて、約30分間の山道、落ち葉を踏み、朝のキリッと引締った空気を体いっぱいに、水の流れ、きのこの説明etc. 私一人の充実した50分であった。ホテル に戻って、皆と合流、柏崎へ今日は向う。」( 内藤)
「東電と心をつなぐ秋の旅(馬渕輝夫) 原子力世界最初の被爆国日本、原子力平和利用の発電で、世界最大の出力を誇る、発電所を建設着工、試験発電、営業発電それぞれに成功したと云う事は痛快な事である。日本国民として東京電力技術陣に心からの敬意と賛意を表したい。」(木内)
「越後路の 秋の夕暮れ 湯けむりの里さと」(高橋(英))
「 1.原子力発電所の安全性について、実際に見学して安心しました。
  2.電気の重要性が再確認出来大変勉強になりました。
  3.電気の製造について、水力・火力・原子力の3種類の手法で、何の方法が一番良いか、それぞれの長所、短所がわかりました。」(市川)
「 ・一面の すすき野原や 風にゆれ
 ・山ぎわの りょう線くっきり 秋入り日
 ・十日町の 畑見おろす 秋紅葉 ・同期会 新米めでて バス旅行
 ・電力の 勉強つめて 文化の日」(岡田(晟))
「老人か 若人なのか 朝の食」(高橋(駿))
「Resort Hotel Belnatio(美しき里)にて
  ・錦秋を散りばめてあり ペルナティオ
  ・嬉しきは 酒と紅葉と桧風呂 柏崎刈羽原発にて
  ・平和なれ刈羽の浜の原子の火 ・弥彦神鎮座まします制御室」(臥牛生)
「東電のバスにゆられて語る友 木の葉色づく旅のうれしさ
 ガイド嬢語る想いにうっすらと 榛名富士見て秋の旅路に
 バスの中友と語りて想い寄せ 秋の旅路に祈る心は」( 橋本(紘))