青梅マラソン会との良き出会い
1996.5.1
(「白門41会だより」第6号より)

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 私は、 皆でわいわい酒を酌み交わすのが好きです。 近頃、 テレビのニュースで花見の模様が放映され、 新入社員が、 朝早くから、 よい場所に席を取り、 昼頃から宴会が始められますが、 私は古い人間のせいか、 その光景がなんともほほえましく思われます。 本音は、 寂しがり屋なので皆と居るのが好きだというのかもしれません。 しかし、 私には、 大きな欠点が有り、 お酒を飲むと何故か気が大きくなって話が大きくなります。 そして翌日大反省をします。 進歩の無い反省は、 猿でもできると言いますが、 まったくその通りだと思っているのですがやめられません。
 ところで、 私が、 白門41会に参加したのは3年前です。 設立されてから、 旅行会、 江戸川花火大会、 箱根駅伝会及び、 青梅マラソン会等が会員有志の努力により作られました。 その中で青梅マラソン会は、 応援者と出場者で構成されています。
 ある年の旅行会のとき、 酒の宴で藤本さんより青梅マラソン会があると聞き、 私も10年前鎌ケ谷市のマラソン大会に出たことがあり、 つい話が弾み、 参加する事になってしまいました。 例の通り、 翌日あんな事を言わなければよかったと大反省しましたが、 後の祭りです。 その後、 青梅マラソンに出るにはどうすればよいかと聞きましたら、 もう今回行われる大会の申し込みは、 締め切ったということで胸をなで下ろしました。
 次の年も旅行会が有り恒例の酒宴になり青梅マラソンの話が出、 前回の経緯も有り出場することになりました。 そして、 昨年の5月に平山さんから電話があり大会に申し込みをしておきますからということでお願いをし、 藤本夫人に世話をしていただき出場する事になりました。 さあ大変です。 いよいよ練習しなければと思い、 まず体重を減らし足を強くしなければということです。 ちなみに、 その時の身長は164cm、 体重75kgです。 これでは太りすぎで、 とても走れる状態ではありません。 とりあえずお酒を飲む時は、 立ち飲みで撮み物を控目にしました。 足腰は多少強くなりましたがエネルギーを補充しているので体重は減りません。 これではいけないと思いつつとうとう12月になってしまいました。 重い腰を上げて走り始めましたが、 足はつるような感じで息はゼイゼイ、 心臓はパクパクと様になりません。 そして1km位走ったのですが、 歩いているのと変わりなく、 我ながら情けなくなりました。 走り終わって大会は、 来年の2月18日だけど大丈夫かなと心配になりました。
 それから、 練習を続けているうち、 なんと体重が5kgも減り、 スピードはあまり速くはなりませんが、 息はあがらなくなり、 走る距離も延びて4kmになりました。
 時はすでに遅く大会の前日になり、 入江さんが用意してくれた青梅の宿に行きました。 そこには、 応援者と出場者が大勢集まり入江さんの用意してくれた名酒を酌み交わし、 箱根駅伝で我が校が優勝し宴会が何処でおこなわれたとか、 明日のマラソンどのようになるのか等話し、 とにかく頑張ろうと心に決め皆より先に床に着きました。
 いよいよ青梅マラソンの当日です。 朝食の時窓から雪が降っているのが見えとても景色がきれいなのですが、 心は反対に空同様晴れ間はありません。 部屋に帰って支度を調え、 駄目であれば途中で酒でも飲んで12時半から始まる宴会でも出ようとポケットにお金を入れ てる時、 雪の為大会は中止という放送が有り、 ほっとしたのと同時にほほに笑みがうかび、 なんとも幸せな気分となりました。 皆が集まり中止になって残念だねと声を掛けてくれたのですが、 私は水を得た魚の様に明るく、 そうですねと答えました。 ちなみに青梅マラソンが中止になったのは今回が初めてだそうです。
 これが縁で、 今も練習を続けていますが、 大会の時より体重は減り、 走る距離も延び、 体も健康になり、 お酒がうまくなりました。 来年は張り切って青梅マラソン会に参加できる事を楽しみにしています。
 まあこんな訳で、 白門41会の皆で飲んで騒いでいます。 青梅マラソン会のまとめ役は、 平山さん (連絡先:TEL03-3673-3923) ですので皆さんも是非参加していただき後輩の活躍を応援する一方で我々もマラソンを通して親睦を図りたいと思っています。 (志村元良)