小さな花が集まって大きなまり状に美しく咲く“アジサイ”は 、「一家だんらん」「家族の結びつき」を象徴する花であり、正に白門41会を象 徴している。最も見頃となった6月16日(土)、上野精養軒で65名参加のもと総会
が開催された。
まず、総会は「竹の間」で筆者が議長役を拝命し進行、長内幹 事長の挨拶の後、予定された4つの議案を審議した。
審議では、幹事長から、
@125 周年募金は、会員の協力により募金目標3000万円に近付いたので、今後は金額よ りも応募を1人でも増やすことに 重点をおき、全会員の参加を呼び掛けたい。また 、41会有志から当会に寄付された金額がまた10万円ほどになったので、その意向 を汲み125周年募金に寄付したい。そのうち5万円はボート部支援となるよう事業 指定したい、
A周年記念旅行は“タイ旅行”を検討していたが、政情不安で難しいため、国内旅行に切り替えを含め再検討したい、
B今年のホームカミングデーは、来る10月28日(日)に多摩キャンパスで開催されるので、多数ご参加いただ きたい。当日 は、集合の目印として、会場中央部のセントラルプラザに「白門41会幟旗」を立てる、
C箱根駅伝応援後の新年会は、例年1月3日の箱根駅伝応援の後、東京駅構内の精養軒で開催してきたが、現在東京駅改築中のため、当日午後3 時から上野公園内の精養軒で開催することにしたい、
D今年度から、41会の事業 活発化およびその活動報告により会報充実を図るため、事業活動補助を予算計上した。今後幹事会で詰め具体化したい、
E役員改選原案は、原則として再任と したが、本人希望や新規推薦は考慮した。その結果、幹事は1名減の75名となった 。幹事枠は100名なので、41会運営に積極的に参画できる会員がいれば推薦していただきたい、
F次回総会は2008年6月21日(第3土曜日)としたい
等々を含む説明 があり、原案通り承認された。
なお、周年旅行会および事業活動補助については 、総会での意見を踏まえ、幹事会で十分検討のうえ具体化を図ることとした。
引き続き「竹の間」で開催された講演会は、「白門の伝統を受け継いで―法科大 学院の最前線―」と題して、福原紀彦法科大学院教授(商法専攻、午年生まれ52年 卒)の登壇。まず、法律事務所は、メイン通りに立派なものを構えるだけではうまくいかない。こっそり相談できるように裏口を作ったり、夜間受付をするなど相 談者の立場・気持ちを重視しなければ」……等、ユーモアたっぷりに持ち時間ピ ッタリで有意義なお話を伺った。中でも「FD(ファカルティ・ディベロップメ ント。フロッピィディスクではありませんとは同教授の弁)により、授業の改善と充実に向けた組織的取組み(例えば、学生による授業評価や教員相互の授業参観等)を強化しつつ、法科大学院第1回修了者を出した年度(昨年度)の新司法 試験での全国最多合格者131名記録に驕らず、地道に「法科の中央」の伝統を死守 したいとの力強い宣誓がなされた。(注)関連記事として本年5月25付学員時報442 号(2)を参照。
続いて、「藤の間」での懇親会では、島藤幹事の名司会のもと 、長内幹事長のきめ細かい気配りの挨拶の後、ご来賓である加用常任理事(昨年 総会時に「新しい目で見た中央大学」をテーマに大学改革についてご講演を頂い た)から「ここだけ……」の話も含めた「中央大学改革のその後(第2段)」のお 話を聞くことができた。そのさわりは、@中高一貫教育に力を入れるため、既に 小金井の国有地払い下げに応募したこと、さらに“内緒の話”、A従来言われてきた「新聞折込チラシ広告は三流大学の証」に挑戦、“その効果は”……、B1 25周年記念募金活動での苦労談。その他、加用常任理事特有の歯切れのいい簡 潔明快なお話の数々、正に特ダネ一杯。
そして、学員会・飯塚副会長より、年次支部結成時の苦労話と、募金への更なる協力要請。 続く、白門40会・新井会長 からは、組織も年数を重ねるとホコロビがでてくると、40会総会での失敗談を披露。我々も肝に銘じておきたい。
乾杯の発声は、山形県長井市から遠路遥々参加 の渡部秀一氏から頂いた。
会場の至る所に仲間の輪、弾む会話に満面の笑み… 、無情にも時間の経つのは早い。
最後に校歌と惜別の歌。声量衰えを知らない角田幹事の美声に全員がしびれ、「また元気に来年の総会で会おう」、「いや〜 、各種行事でも会おう」とそれぞれに再会を約束。大いに盛り上がった総会・懇 親会でした。
皆さんご苦労さまでした。今年度も行事が盛り沢山、心身ともに 「老い」を跳ね除けて、お会いしましょう。(田口昭夫)
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