第1回武蔵川部屋朝稽古見学会
中大OBの出島、武哲山が所属
1996.2.8
(「白門41会だより」第9号より)
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 2月8日、 一段と冷え込んだ朝8時 「武蔵川部屋朝稽古見学会」 のメンバー9人は鶯谷駅に集合し、 母校出身の出島、 武哲山が所属する武蔵川部屋に到着しました。
 部屋に入るとピーンと張りつめた雰囲気の中で、 もう朝稽古が始まっていました。 ブツカリ稽古で息が荒く又、 勝ち残りの稽古では挑戦権を得るために勝負がつきそうになると、 次の人はすぐ土俵に上がって存在をアピールしなければ、 相手にされず勝負の厳しさを感じました。 親方の愛の竹刀を頭にビシッという、 一場面もあり、 見学者も緊張しました。
 武蔵丸、 武双山は入念に四股、 鉄砲を繰り返し、 風格や迫力も感じました。 武蔵丸が相撲に入った時は、 風習も違い股割りも出来ず、 苦労したと聞いていますが、 穏やかな表情をしており、 一緒に記念写真を撮りました。 出島は関取の白回し、 武哲山は黒回しをしておりましたが、 それぞれ幕内と十両に昇進し、 これからが楽しみです。
 勝負の厳しさを目の当たりに見て、 相撲の世界に入らなくて良かったという会員の感想です。 滅多に見学出来ない朝稽古の企画を長内幹事長にして頂き、 話の種が、 一つ増え後輩の二人の活躍を期待しながら、 部屋を後にしました。 (文・川添正之)