第2回武蔵川部屋朝稽古見学会
1997.2.15
(「白門41会だより」第9号より)
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 2月15日(土) 武蔵川部屋朝稽古見学会が行われました。 当日は天気にめぐまれ、 絶好の見学日和りでした。 これも参加者の日頃の行ないが良かったせいでしょう。
 善男・善女17人が鶯谷に朝の8時に集合して、 長内幹事長の案内で武蔵川部屋を訪ねました。 30畳の座敷から90畳位の稽古場を拝見したのですが、 大きな体と体がガンガンとぶつかりあう姿は誠に迫力満点でした。
 今どきの若者がこんなにも真剣に、 熱気で体をまっ赤にして、 息をハアハアさせながら、 2時間もぶっつづけで練習している姿や、 親方の指導を謙虚に受け止める姿を見て、 とても感動しました。 大体あの大きなおなかをしているのに、 180度足を開いて胸を地につけたり、 首を柱にぶつけたり、 勝者に認められた者が対戦相手にすばやく選ばれ、 つづけて何度も立ち会いをするのに、 少しも疲れた様子が感じられないのには、 驚きの連続でした。
 当日は、 武双山、 栃東、 出島という売出中の力士達を間近で見ることが出来、 感激しました。
 朝稽古終了後は若い力士の給仕による、 武蔵川部屋流の鳥肉と野菜を中心としたチャンコ料理とそれにつけあわせの一品料理数点に舌つづみを打ちました。 一同充実した気持で、 長内幹事長と伊藤力マネージャーに感謝して、 武蔵川部屋を後にしました。 (文・岡田晟子)