32Kmウォークラリー'99に参加して
相模湖公園〜多摩キャンパス
1999.5.30
(「白門41会だより」第16号より)
トピックス総目次


 5月30日快晴、 7時04分に武蔵野線南越谷駅にて加藤君 (44年卒) と、 7時16分南浦和駅にて石井君と待ち合わせ、 西国分寺、 高尾と乗り換えて、 8時30分相模湖駅に着いた。 早くも真夏のようで日差しが暑い。 改札を出ると後ろの方で聞いたことのある声がするので振り返ると、 平山さん、 馬淵君、 檜垣君、 市川君、 長内夫人であった。 「やぁやぁ」 と偶然にも同じ列車に乗っていた41会の結束の固さを思い、 つい握手を交わし合う。
 集合場所の相模湖公園に続々と参加者が集まってきて、 中には女装したり、 レトロ調のスタイルに扮したりと学生のパフォーマンスも楽しめる。
 そこに斎藤君も来ており、 総勢9名となる。
 出発式を終え、 9時30分スタートする。 まず相模湖湖畔を歩く。 湖水がエメラルドグリーンのような色合いで美しい。 湖畔が切れたところから千木良の部落を抜け、 いよいよ城山への直登が始まる。 いきなりの一気の急登は応える。 すでに汗びっしょり。 さすがに学生連中は若さ、 若さだ、 遠慮なしに追い抜いて行く。 しかし、 追い抜かれても悔しさはない。 「どうぞお先に」 と声をかける。 途中、 2度程休むが、 眼下の相模湖が見る度に遥か遠くに見える。
 そうするうちに城山山頂に到着。 早速、 茶店でビールを求め乾杯する。 女性軍が早起きして作った大量のお手製のおかずをつまみにビールが一段とうまい。 1本では足りず2本、 3本と……。 荷を軽くできる所為か、 しきりに 「食べて、 食べて」 と勧められる。 「おいしかった」 女性軍ありがとう。 先の行程もあるので程々に小宴を終え高尾山に向かう。
 流石に東京の観光地。 銀座並の人の波だ。 家庭連れや登山の人もいれば、 観光バスの団体客もいて、 服装も様々で賑わっている。 ぶつからないように避けて歩く。 たこ杉のチェックポイントを過ぎ、 琵琶滝を経て下山する。 高尾山口のチェックポイントでリュックが重くなるのに沢山の土産を買いこむ人もいる。 山はこれで終わり、 この先は浅川から大学まで平地を歩くことになる。 この間、 ビンゴやクイズを楽しみながら、 20号線の町田街道入口から折れて浅川沿いのアスファルト道を歩くが、 高い気温とムンムンする湿気に苦労する。 八王子市役所裏を過ぎるあたりから全員が同じ歩調じゃなくなってきた。 浅川の流れの眺めも単調に見える。 遠くに多摩テックの観覧車が見えているが、 あそこまで歩くんだと思うもなかなか近づかない。 せめてこのあたりに限らず 「あと◯◯km」 「がんばれ中大」 とかの表示板を設置してもらうとありがたい。
 残り13km地点にチェックポイントがあり、 テントで41会の仲間で学生相談課の橋本君が飲み物等のサービスをしていた。 先行していた檜垣、 馬淵、 加藤君は既に通過していない。 疾っくに行ってしまったらしい。 そこで斎藤君が浅川の街で買い求めた 「トマト」 を皆して丸かじりする。 りんご位大きなトマトだが、 これが美味い。 子供の頃、 畑で失敬したことを思い出させる。 身が締まって歯ごたえのある、 本当のトマトの味がした。 英気を養い、 気を引き締めて、 再度終点へ向けてスタートする。 八王子の町外れからは6%勾配の野猿街道を歩く。 峠を越せば後は下り、 大学の正門前に上りがあるだけだ。 聞けば、 昨年ここで随分と苦労した人がいたと云う。 確かに疲れるが残りを考えると元気も出る。 この頃になると陽も傾きかける。 何とか明るいうちに着きそうだ。 最後の坂を上り大学の正門に着いてバンザイ。 ラスト組到着18時40分。 2名程少し脚が痛いといっていたが、 全員無事に落後者もなく完歩。 四捨五入して齢60才にしてはお見事。 自分を褒めても良いと思う。 その後、 急ぎ足で高幡不動駅前の斎藤君行きつけの焼き鳥屋で健闘を祝す。 生ビールがうまい。 来年は、 不幸にして今年参加できなかった友景、 田中兼勝君には是非体験願いたい。 今年初めて参加して、 青梅マラソンに41会の仲間と走っているが、 青梅マラソン (10km) を走る方がつくづく楽だと感じた。
                              (文・高岡寧正)