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コロナ禍と私

柳家小団冶


 3月から休業しておりました寄席も6月から入場人数100名を限定で始まり、現在は普通になりましたが、なかなかコロナ感染前の入りにはなりません。
 現在、私の枕は「噺し家は世上のアラで飯を食い」と言いますが、今日は11月の何日、明治、大正、昭和、平成と来て、令和です。その平成までは中国の古典から選んで元号を決めていましたが、今度は日本の古典から選んで元号を決めたという事で、昨年は大変だったようです。何しろ初めての事ですからねぇ。今までこういった例は(令和)なかった訳ですから。
 大変と言えば、この令和2年も新型コロナウイルスの影響で大変な事になっております。カタカナが横行してますなぁ。オンラインですとか、テレワーク、リモート、クラスター、パンデミック、ソーシャルデスタンスなんてぇのもあります。とどめが東京アラートでしょう。その昔、フランク永井さんが東京カチートという歌を歌ってましたが、東京アラート、これは小池さんの真骨頂でしょう。
 てな事で始まり、色々なものの中止、延期の話、つまり、プロ野球、大相撲、に続き、東京オリンピックでαの咄、ぜひ、生でお付き合いください。

(参考)
 枕:前置きの言葉。落語家などが初めにつけて話す短い話。
 噺・咄:読みは(はなし)で、話と同意語、落語の言葉。