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私の近況報告

府川まさる


 先日10月30日朝快晴、突然小諸に行きたくなった。ラジオで「今、高峰高原は紅葉真っ盛りです」というアナウンサーの弾んだ声を聴いた途端、「そうだ、小諸へ行こう」となってしまったのだ。
 今、我が家は3人家族、最盛期は子ども3人(女子ばかり)で5人家族だったが、二人が嫁に行ったので今は3人だけ。その3人と家内の妹一人を連れて朝7時にマイカーで出発した。朝食は途中の関越道・高坂サービスエリアで豚汁定食。藤岡ジャンクションから上信越道、碓氷峠、軽井沢を過ぎて小諸インターを降りて、30分山岳道路を走ったら、高峰高原だ。途中紅葉の樹林と深い霧の中を抜けると、雲海の上に出た。海抜2100メートル、目の前に高峰高原ホテルがある。到着は11時。燦燦とした明るい日差しの中で、ホテルのロビーから眺める風景は、真っ白に漂う雲海の波だ。輝く雲海を眺めながら、コーヒーを飲みながらの一時間後に、目の前の雲海が突然晴れてきた。下界に見えてきたものは千曲川、佐久平、小諸の町から八ヶ岳の遠望だ。それから車で下って小諸なる古城のほとり懐古園を歩いた。帰り道は、小海、野辺山、清里、中央高速を経て往復500キロ、平塚への帰宅は夜7時30分だった。