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歴史への興味

小嶋勇四郎


 「学問は歴史に極まり候」とされたのは徂来先生です。小生は理工学部卒ですが、その一年生の時、英語の講義に教授が「諸君の学力を以て在学中に岩波の文庫版と新書版を合わせて三百冊読めば、東大は疎かハーバードやケンブリッジをも凌駕できる」と仰られた。実践中に自ずと傾向が出来て、自分は歴史が好きという事が疑いの無いものとなった。書棚は岩波以外も含めて四百冊を超える内容は歴史物が大半で、その素は生まれながらの環境に有ったと言える。
 思うに拙家は藤原高藤流氏長者朝忠の嫡流の領家(公卿身分。さいたま市の地名に残る)の血筋ながら再三の陰謀に撹乱されては時を経て、全的解決を迫られていたのです。「伏姫は九代将軍家重公の乳母様」であり、「たけしば寺はさいたま市の林光寺」、「ヒトラーをしてソ連侵攻を促したのは疑いも無しに関東軍事司令官山下奉文将軍であった」(執筆書籍の増補分)、というのを「歴史」と為しうるか問うに白門の朋有、不亦