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地域の子供達とサッカーをともにして40年

山口 勝政


 新年の箱根駅伝での中大の大健闘で今年は明るい年になりそうです。来年は強敵駒沢を破り古豪復活を果たすべく、皆さんで応援しましょう。
 小生は55歳でゼネコンを希望退職し、第二の人生を庭師として早や25年になろうとしております。身体が許す限り続けていきたいと思います。
 さて、もう一つの楽しみは、土日に地域の少年サッカークラブの指導者として、子供達とサッカーを楽しむことです。サッカー経験のなかった私ですが、息子が所属していたクラブから懇願され、それからなんと40年を超えるまでやってきました。
 初めはサッカーができる場を作るつもりでしたが。子供たちがサッカーに夢中になり、年々逞しく成長する姿を見るとつい指導に熱が入りました。全盛期では私が指導したチームが横浜の市大会で2度優勝したり、県大会でも常に上位の成績を残してきました。また、クラブからW杯フランス大会に出た野人岡野選手やヴェルディやマリノスで活躍していた冨澤選手などを輩出してきました。
 近年はJリーグの下部組織などレベルの高いクラブチームが増え、上を目指す子はそちらへ流れるようになり、地域のボランティアチームではなかなかトップへ上がるのは難しくなりました。
 私はこの20数年は専ら幼児クラスを指導しております。幼児は集中できない子が多く、サッカーの初めの一歩として、良いプレーを誉めながら楽しく練習し、サッカーを大好きになってもらうことを第一としております。大好きになって自分で考え自分で進んで練習するようになればしめたものです。まさに『好きこそ物の上手なれ』です。
 子供たちがサッカーを通して心も身体も逞しく育っていくことを願って永年続けてまいりました。
 余談ですが、昨年W杯で日本の活躍で大変フィーバーしましたが、三苫選手ら4人を輩出した鷺沼SCさんとは長年交流を厚くしております。我々も日本のサッカーの底辺を支えているかと少し誇りに思っております。