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ひねくれ男のささやかな抵抗

村山 壮人


 私は大学1年生=社会人1年生として18歳のスタートを切った。中3から高卒まで犬の調教、飼育のアルバイトで一人暮らしをしてきたが、運悪くか、運良くか中央大学の二部も一部も合格した。
 親兄弟みんなが「昼の方(1部)がいい」と言う。昼間の大学に通うためには夜の仕事を見つけなければならない。いい塩梅に日本警備保障(現・セコム)が社員募集していた。
 何をする会社か分からない創業2年目の日本警備保障に来る人は少なかった。恐る恐る電話してみると、「身元がしっかりしていれば学生でもいい」とのこと。17:00~08:30 指定された会社に派遣され、その会社の社員が帰った後2時間おきに巡回する警備の仕事だった。
 そんな経験からどうも素直に世の中を見ない癖がついてしまった。
 もう一つ。交通事故の後遺症が19年目に出てきた。左頸椎損傷で変形した首の部分の神経が刺激されて、左の首から肩、腕、指まで激痛が走り痺れて苦しい。名だたる病院を4軒まわったが、いずれも「手術して神経を刺激しないようにするしかない」と言う。「すぐ手術してください」というと、首の手術はリスクが高いからやらないとのこと。「なんだよ!」
 更にもうひとつ。コロナが騒がしくなる2年前に弟が食道癌で入院。癌はレーザーで焼き切ってくれたが、食道の向こう側まで焼いて穴をあけられた。筋肉質の良い体をしていたのに、入退院のあげくコロナで面会謝絶3ヶ月。骨と皮にされてしまった。ひっきりなしに咳が出て苦しむ。意識も頭脳もしっかりしていたが、「おい、もはやこれまでだぞ!」と介錯してやった。
 だから私は上からの指示命令を鵜呑みにする人も団体も信用しない。もちろんコロナワクチンは1回も接種していない。ワクチンって5年も10年もテストをしなければ採用されないはずではなかったか? ファイザーと厚労省、政治家の裏取引はないのか?
 頸椎損傷による痛みとしびれは、医学書を読み、神経の経路を学び、筋肉を鍛えて自分で治した。「気」の大切さこそ第一と考え、毎日の鍛錬を怠らない。「指笛」はその一つでしかない。
 後期高齢者になって幾年も過ぎた私たちは、自分の身は自分で守るようにしよう。医者にかからず、薬を飲まないでいいように、食事と運動のことをもっともっと研究しよう。