創立10周年記念行事を終えて

      (故実松勉さんを偲びつつ)

平成18年支部長挨拶

中央大学学員会小金井支部は、平成10年3月に中央大学学員会より支部設置が承認され、早や10年の歳月を経ました。

創立10周年につきましては、平成19年11月11日に記念式典、記念講演会そして祝賀会が盛大に行われて、無事終了し、残るは記念誌を発行することでした。

記念誌は実松勉編集長の発案で、題を「写真で見る10年のあゆみ」とし、平成20年3月までに完成させる目標を立てました。主な内容は、支部総会、学術(文化)講演会、ホームカミングデー、お花見の会、ゴルフ、旅行、忘年会、歩こう会、惜別等、10項目に関する資料を役員総出で集めました。

実松勉編集長は腹痛を抱えながら陣頭指揮に当たっていましたが、平成20年2月22日癌研の精密検査の結果、すい臓がんと判明したと悲痛な声で連絡がありました。そして彼が手懸けていた学員会小金井支部と小金井市の10年の年表が未完成のまま入院、同年4月2日逝去されました。完成された記念誌が印刷屋さんから届いたのが3月20日、80ページの記念誌を実松さんは昏睡状態で見ることも触れることもできませんでした。この小冊子には中央大学小金井支部の栄光の影に以上のような汗と涙のドラマがあったのです。

会員でない方、他支部の方にでも希望があればお送りします(部数に限りがありますので、品切れのときはご容赦下さい)。

小金井支部はこれから新しい時代に突入します。創立時の精神を忘れずに、さらなる中央大学の興隆と地域の発展、そして仲間との親睦に全力投球したいと思います。

       支部長 斉藤芳司


  平成20年支部長挨拶