支部長挨拶集 

平成16年


                                                                                                                       平成17年8月1日

                        


                                              吉田次郎


    私はこのたび卒業年次の関係で、支部長に選出された吉田でござ
   います。

   私は、戦時中海軍航空隊のパイロットでした。旧軍隊の搭乗員で
   構成されております財団法人海原会零戦搭乗委員会では、私は些
   か知られた存在であります。元より私が人格識見に優れ技能が卓
   越したわけではございません。私が所謂搭乗員気質に馴染まず、
   酒も飲まず煙草も吸わず百まで生きた馬鹿がいると異端者扱いをさ
   れているからです。全くの朴念仁です。よく言えばですが、質実剛健、
   私生活が正しいと申せましょうか。

   お陰様で終戦以来60年間風邪一つ引いたことございませんが、ご
   多分に漏れず脳軟化現象は否めない事実で、殊に記憶力の減退は
   著しいものがあります。芸能界で名前を覚えている女優さんは、京 
   マチ子だけです。つい最近、嫁さんから特訓を受けまして松田聖子
   さんの名前を知りました。 


    
    こんな私ですが小金井支部の運営につきましては、全く懸念してお
    りません。ご承知のように小金井支部は、斉藤幹事長はじめ優秀な
   人材が綺羅星のごとく揃っております。さらに私には、もう一人強力な
   助っ人がおります。元最高裁判所長官の藤林益三先生です。先生は、
   私の教育事業の関係で、最高顧問に推戴しております。先生は今年
   97歳になられますが、今でも頭脳明晰、博覧強記のお方です。先生
   がおっしゃるには、「日本は土地なく資源なくあるのはハートとブレイン
   だけである。又、人間は学習する動物である」と。私は先生のお言葉
   を金科玉条として、余生を過ごしたいたいと存じております。

   さて話は旧聞に属しますが、昨年東京都全域で行われました中学校
   の学力テストで、小金井市は最優秀の成績を収めました。また、本日
   当支部主催の文化講演会も盛会裡に終了致しました。これら一連の
   成果は、我らが母校中央大学のアカデミックな校風を如実に顕彰した
   ことを確信申し上げ、まことにご同慶の至りです。
   本日はご参列頂き、有り難うございました。  
 

                                        


                                   われらがHPの発展を願い

 

  今や、いつでも何処でもコンピューターの影響を受けるユビキタスの時代
  に突入している。小金井市でも、60パーセント以上の市民達が日常生活
  にパソコンを使い、文明の恩恵に浴している。

  わが小金井支部でもこの時代の流れに沿い、支部総会の決定に従い佐藤
  仁氏は、昨年9月に小金井支部のホームページを立ち上げました。
  以来インターネット関連の豊富な知識と持ち前の語学に強い持ち味を発揮
  されWebmaster として奮闘努力してて居られます。支部の至宝的存在であ
  り、改めて同氏の存在に深い敬意を表します。お互い共通の広場であるホ
  ームページを通じ これからも佐藤仁会員にお願いし作成・維持・管理に
  務めたいものです。
  佐藤氏は私よりも一世代以上お若いとは存じますが、最近のパソコン事情
  に精通されている斬新な感覚は大した物です。
 
  私は約二十年前に或る留学生に ”パソコンを習うと違った世界が見えて
  きますよ” と言われて、おっちょこちょいの私は直ぐに飛びつきました。然
  し良く考えてみますと、違った世界が見える前に私自身が違った世界に行
  くのではと、どちらが早いのか今もって問題を引きずっております。
 
                                   吉田 次郎