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(下記は一部行事案内から転用)
《わが町散策》
第22回 わが町散策 〈富岡市・富岡製糸場〉
 ~日本の近代産業を牽引した絹産業絹産業遺産群(世界遺産)を訪ねる~

 富岡市は群馬県の南にあって、昔から養蚕が盛んでした。富岡製糸場は、明治政府が掲げた
二大国策「富国強兵・殖産興業」の一翼を担うべく、渋沢栄一らが中心となり明治5(1872)年、官
営工場としてフランスの製糸技術や機械を導入して建設されました。この製糸場は、創業当初は
世界最大の規模を誇った工場で、二つの繭倉庫や繰糸場などの巨大な建物群は、日本の近代
化のシンボルでした。製糸場は明治26(1893)年民営化され、昭和14(1939)年から昭和62(1987)
年操業停止まで、片倉工業が経営しました。官民通算で115年間創業し、その間一貫して製糸工
場として稼働し、その後保存されてきました。因みに初代場長は、渋沢栄一の従兄で、学問の師
である尾高惇忠です。
 平成17(2005)年に富岡市に寄贈され、平成18(2006)年工場の建物が国指定重要文化財に、
平成26(2014)年には、富岡製糸場と絹産業遺産群がユネスコ世界遺産に、それぞれ登録され、
また、操糸場・東西繭倉庫が国宝となりました。

◎開催日   令和3年5月30日(日) 雨天催行
◎集 合   上信電鉄高崎駅改札口 10時50分
◎コース   上信電鉄高崎駅(10:53)―(11:32)上州富岡駅(11:45) …(12:00)昼食(13:00)…
         (13:15)富岡製糸場(14:00)…(14:15)市内散策(16:00)…(16:10)懇親会…(17:00)
         …(17:20)高崎駅(17:23)―(19:48)新宿
◎持ち物   雨具
◎費用    (下記費用は事前振り込みとし、決定次第参加者に連絡します)
   交通費  上信電鉄 高崎➝上州富岡 810円
         富岡製糸場 1000円
  ガイド料  200円 
  昼食    予約の予定(詳細は参加者に連絡します)
         *上記交通費の他に、各自出発地からJR高崎駅までかかります。
◎懇親会   自由参加



                                     撮影;新井嘉昭さん

第22回わが町散策<富岡製糸場> 5月30日 参加7名
 コロナ禍の、昨年流会となりましたが高齢者の意気を持って強行、高崎駅から上信電鉄で
約40分で富岡に到着、世界遺産の町としては人通りも少なく「まん延防止」の影響大、静か
でした。
 昼食は幹事の豊富な情報網に依り、老舗割烹「萬屋」で和食を堪能、とくになす料理がこっ
ていて全員舌鼓を打って味わう。ビールも少々、マスクを描けたり、外したり、でもしばらくぶり
の会食で盛り上がりました。
 歩いて程なく、製糸場の壮大なレンガ作りの建物が眼に入る。音声ガイドを借りてそれぞれ
が建物群を見学、敷地も拡大、開国から僅かの年月でこれだけの物を作り上げた能力、西洋
に追いつけという意欲の高さを感じながら当時の人々の思いに馳せる。
館内の展示もさすが世界遺産、わかり易く見やすい。約2時間感銘深い見学を味わう事が
出来ました。
 外は快晴夏日、いつもなら冷たいビールで懇親会ですが、コロナ禍真っ直ぐ帰途となりました。
でもこういう状況ですからこその行事、意義深いと思いました。
                            古谷泰久

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