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令和5年5月13日(土)わが町散策 芝東照宮~増上寺~愛宕神社

芝東照宮から歩き始め愛宕神社に参拝。虎ノ門ヒルズでランチ
             法学部法律学科 大泉 清

芝東照宮では46会の半澤会長の説明を聞いてから参拝
 今回の「わが町散策」は都内港区の町あるきコースになっている芝公園・愛宕コース。小雨だったが、
集合場所の都営地下鉄「芝公園」駅に午前9時50分に参加者9人が集合。まず、芝東照宮を目指す。
徳川家康が祭神で日光、久能山、上野と共に4大東照宮の1つである。午前10時に出発した。
 この神社の神職を務める白門46会の半澤勉会長の出迎えを受け、社務所の大広間で徳川家康と
の関係や由来を聞いた。「御神像は家康の寿像で、家康が慶長6年(1601年)還暦を迎えた時に自
ら命じて作らせた等身大の像です。かっては社殿(国宝)は壮大でしたが、昭和20年5月の空襲です
べて焼失、残ったのはこの寿像と社殿前の大イチョウだけです。この大イチョウは根元の周囲は約8㍍
もあり、3代将軍徳川家光の御手植えと伝えられています」との説明。この後で本殿に参拝して、大イ
チョウの根本に触った。太い幹からはかすかだが水の流れが聞こえてきた。命の水だ。
半澤さんは鉄道会社を定年退職後、國學院大学で神道を学び神職の資格をとったとのこと。40年会
もこれからは他の年次支部と協力しながらイベントを実施して行きたい。
 芝東照宮を出て芝公園から増上寺へ。浄土宗大本山で徳川家の菩提寺である。入口の三解脱門
(三門)は江戸時代初期の面影を残し、入母屋造り、朱漆塗り、唐様の門は見上げるような高さだ。
門をくぐると真正面に大殿(本堂)が見える。筆者は週刊誌記者時代に東京タワー下の12チャンネル
(現テレビ東京)で取材を終えた後、本堂に上がり吹き抜ける風を受けて瞑想に耽ったことが何回も
ある。いい経験だった。今回は本堂は工事中で上がれない。隣の安国殿でお参りをした。堂内に家
康の念事仏であった黒本尊阿弥陀如来(黒本尊)が安置されいる。長年に渡って香煙に燻じられ、ま
た人々の悪事災難を一身に受け止めて、徐々に黒ずんできたそうだ。「勝運」があるというので、しっ
かりと手を合わせてお願いした。

愛宕神社の「出世の石段」」を全員で登る
 増上寺を出て徒歩で約20分、メタセコイアの樹々を抜けて愛宕神社へ。正門の石段は86段あり、
曲垣平九郎の手折りの梅の故事に因なみ「出世の石段」と呼ばれている。見上げるような急な石段
を小雨の中、全員が登り切った。まだまだ若いね。愛宕神社のそばにNHKの放送博物館があり、こ
こで2・26事件の「兵に次ぐ」や終戦の玉音放送聞いた。
 愛宕神社からランチを予約してある虎ノ門ヒルズまでは約5分。旧軽井沢でパン屋として有名な「沢
村」でランチ。ビールで乾杯の後はヒルズらしいカレースープで美味しいパンをお腹いっぱい味わった。
午後2時に散会した。
 このコースは緑が多く、江戸時代の歴史にも触れられ、”生まれは芝で、育ちは神田”という生粋の
江戸っ子の気分をチョッピリ味わった。

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