去る4月6日、桜花爛漫の多摩キャンパスで開催された第11回定時総会は、われらが白門41会の創立10周年を祝う記念すべき大会となりました。振り返れば、ところも同じ多摩キャンパスに100余名の仲間が集まり、同期会の設立を決議したのは1993年6月12日。爾来10年の間に、白門41会は、各年次支部の中でも最も活発な支部のひとつと評価されるまでに成長しました。
これもひとえに、会員諸氏の積極的な参加と支援の賜と心から感謝しております。「勇将の下に弱卒なし」という言葉がありますが、こと白門41会に関してはまったく逆で、幹事長は、「強兵たち」の活躍をただニコニコ眺めているだけの存在でした。猛省あって然るべきなのでしょうが、実のところ、これが過去10年間に培われた白門41会の伝統であり、誇るべき個性なのだと思ってみたりもするのです。
さはさりながら、今回の総会で「さらに2年間幹事長を務めよ」とのご下命をいただいた身としては、白門41会が明日から取り組むべき課題を明らかにして、会員諸氏の一層のご協力をお願いしなければなりません。
第一に、白門41会の基礎体力の強化です。頭打ちとなっている会員数の増加もさることながら、低下傾向にある会費納入率の回復が重要な課題になっています。同時に、会員相互の親睦を深める各種イベントの見直しも進めなければなりません。とくに、より多くの地方在住会員が参加できる機会を増やすために、知恵を絞り工夫を凝らすことが必要です。「10周年記念香港の旅」はそのような発想から生まれた企画でしたが、思いも寄らぬSARS騒ぎのために、雲行きが怪しくなってきました。7月中旬には催行の可否を決断して参加予定者にお知らせする予定ですが、万一香港がダメな場合であっても、「全国からの参加」という精神を生かす代替案を検討させていただきます。
第二に、中央大学創立125周年記念事業募金活動の問題があります。昨年の総会で「われら白門41会は、草の根パワーを発揮して、母校の創立125周年記念事業募金活動に協力する」との基本方針が採択されました。これを受けて別紙のような趣意書を用意し、会員各位のご協力を仰ぎましたところ、多数の皆さまからご応募いただき、白門41会を取り纏め団体とする募金総額は、本年4月末日現在で14,183,000円に達しております。これは、年次支部全体の中でも有数の成績であり、白門41会の名を大いに高めることができました。
このように、実質1年足らずの間に募金目標額(2,500万円)の半ばを超える成果を達成した実績を踏まえて、今次総会では、@今年度中に2,000万円の大台を達成するために、「草の根運動」の輪をさらに広げること、A大学から還付される募金協力費(寄付総額の5%)の「返上運動」を率先して進めること、Bさらに、これらの方針に向けた不退転の決意を内外に示すために、今年度末募金目標額の5%に相当する100万円を大学に寄付することが満場一致で承認されました。
厳しい経済状況が続く中、募金活動への取り組みは、決して容易ではありません。しかし、白門41会はあくまでも「草の根の精神」で、無理のない運動を継続していきたいと考え、小口寄付の口座も設けております。例えば、ご自分の誕生日、結婚記念日、お孫さんの誕生や入学、事業の新展開、出版物の刊行、国や自治体からの褒賞、青梅マラソン完走、記念すべき釣果、ホール・イン・ワンやエイジ・シューティングの達成などなど、目出度いこと、嬉しいことがありましたときには、ぜひその慶びを母校にもお裾分けください。
第三に、年次支部間の交流の促進という課題があります。今回の記念祝賀会には、10年先輩の31会、10年後輩の51会、来年以降「留学生と集う会」でご一緒させていただく40年会と42会の代表をお招きしました。これは、年次支部協議会で検討されている「年次支部間の交流」というテーマを先取りするもので、これらの年次支部とは、これからも「友会」としての交流を深めていきたいと考えています。
最後に、今回の総会では、幹事の増員を中心とする規約改正および役員改選が行われました。新役員の顔ぶれは別途記載のとおりですが、事務局長が藤本義幸会員から宮田永生会員にバトン・タッチされています。藤本さんは、本会の創設以来、幹事長の補佐役として、細かな心くばりで会務全般を取り仕切ってくださいました。多年のご功績に対して、皆さまと共に心からの感謝を捧げたいと存じます。
また、新事務局長の宮田さんは、梶会員のご協力を得て、「白門41会ホームページ」を立ち上げてくれました。会員の皆さんがこのホームページを大いに活用して、白門41会のさらなる活性化に役立ててくださることを心から期待し、ご挨拶といたします。
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