9月文楽観賞ご参加ありがとう

プログラム


 さる9月18日(土)9月文楽「双蝶々曲輪日記」と舞踊「関寺小町、鷺娘」を観ました。前半は世話物屈指の名作で濡髪長五郎と放駒長吉の男の達引、長吉の姉お関の真情と二人の友情、三人の父親の心情の葛藤そして有名な「引窓」と息もつかせぬ名場面の連続、ちょっと初心者には地味で長すぎてつらかったかもしれませんが250年も前の江戸の演劇がそのまま観られることに大きな感動を覚えます。

 後半は、人形使い人間国宝の玉昇の一念を込めた名演技「関寺小町」と「鷺娘」。人間が演じないだけ超次元的な演出ができるが、近頃ではこれだけの舞台を観たことはないし、たぶんこれからも無いだろうと思うほどのできでした。

 今回参加者は41会関係では石渡、高岡、馬渕、浅沼、太田、佐藤(貴)氏関係者ら12名、中大小金井支部6名、他にドタキャン切符を強制的に売りつけられた知人2名でした。観劇後、有志で近くの麹町のソバ屋で楽しい時を過ごしました。みなさん、ありがとうございました。

 土曜日の第一部、客席は補助席まで満員、外にはキャンセル待ちのひとが出るほどの人気、切符入手は大変ですがまた次回の企画を考えようと思っています。なるべく分かりやすくて一般的な演目を選んでいますが、初めて文楽をみられる方には大変な苦痛となることもありますから、事前にお話いただければあらすじなど資料をお送りします。

 平成16年9月20日
                       芝居をみる会 世話人 小森輝於
                        Tel
                        Email