「朝夕自然の中で軽い散策が可能である。多くの仲間と一緒に温泉につかりユックリくつろげる。地元の素材をいかした健康食を戴き、盃を交換しながらコミュニケーションを図る。」等を基本骨子として三年前から温泉旅行会を開催し、今年で早や三回目の旅行会となりました。宿泊先の選考、バス会社との価格交渉、途中の立ち寄り先の選定、宴会の実行方法等々旅行企画においては全くズブの素人の幹事が担当しておりますので、今回も色々な処で御不満な点があったのではないかと幹事一同大いに反省している次第です。
4・5日前の天気予報では、「台風が真っすぐ関東向かっている」「場合により新宿に来れない人も出るのではないか」「少人数での実行はいかにすべきか」等々大いに気をもんでおりましたが、当日朝、何と雨風全く無しの上々天気で余計な心配も吹っ飛んでしまいました。参加会員も一人の遅れもなく40名全員集合。予定通りの午前9時に出発、途中何回かの休憩停車は行いましたが、高速道を降りることなく一路「黒磯・板室I.C.」へ。地元在住の参加者:坂本充生君が同乗、全参加者奇しくも41名。全員そろって那須高原、最初の寄留先である那珂川の支流に向かいました。
昼食は、地元製造元の「お握り」を那珂川の支流「木の俣川」の細流を見ながらまるで60年前の小学生に戻り戴きました。その時坂本充生君が自家製造された「コナスの一夜漬け」をいただきましたが、塩加減といい、舌触りといい、素晴らしい差し入れでした。坂本ご夫妻に感謝、合掌。
昼食後、昭和天皇も那須御静養の時には必ずお出でになられたという、尾瀬を彷彿とさせる「沼ッ原湿原」に向かう。気温は新宿と違い若干肌さむく感じる中、ほとんどの参加者は小一時間の散策を楽しんだのですが、メタボで足の悪い数人は、近くの「展望台」にて一時休憩する方、将棋の「名人戦」を真剣に取り組んでいた方も。
その後早めに宿舎「ホテルグリーンパール那須」に到着。ほとんどの会員は、宴会前に地元那須湯本温泉の乳白色の硫化硫黄泉に入浴。宴会は、宮田幹事長の挨拶に始まり、最も遠方の九州熊本から参加いただいた入江昭雄君の乾杯の音頭。続いて旅行会に初めて参加頂いた岩渕正子さん、小澤光郎・河野一成・斉藤冠司・松下芳昭・吉田忠諸君の新人挨拶。続くは本日のメインエベント「ビンゴゲーム」の開始。ゲーム開始前に本日70数歳の誕生日を迎えられた市川廣君にホテルよりシャンパンのお祝いを戴き披露されました。ビンゴの商品は参加者全員から数個の景品をお持ちいただいた為、女性参加者に特別カード2枚を差し上げたのですが、何故かお一人は拒否、女性では無くなったのか(?)。 最後は、会員得意のカラオケ大会。ホテルの都合か、上手な(?)歌を他のお客さんに聞かせたくないのか、早目の午後9時で終了。最後に角田勝君リーダーに依る長内了前幹事長の早期の回復を祈り、全員の願望を込めて「フレー、フレー長内」のコール絶唱で締め括り。
|
翌日午前中は、那須湯本温泉の元湯で、1,400年前に開湯された「日帰り温泉鹿の湯」に入浴する組と近隣観光施設「那須神社・殺生石」見学、温泉足湯等を楽しむ組に分かれ、那須の自然を心身共に触れる。その後再び全員合流し、グルメ・観光レジャー・土産物等が施設された「南ヶ丘牧場」にて昼食、小休止。小雨のため観光レジャーは経験できず、予定時間前に出発。最後の行程は、家族へのお土産を購入する為、観光客には有名な「那須高原チーズガーデン」に立ち寄り、最も人気の「御用邸チーズケーキ」をゲット。持ち切れないほど買われた人もおりました。その後東北高速道に入り、一路新宿に直行。バスの中は、昨日来の多めの飲食か、バス移動の疲れか、半分以上の参加者は居眠り。バス運転手さんのご厚意で「綾小路きみまろ」のDVDをかけて戴き、見ていた方々は、終点まで大爆笑の渦。
予定より30分も早く、午後5時30分に新宿西口に全員無事到着。幹事一同、バス下車時、足らないところが多々あったのではないかと握手を交わしながら申し上げましたが、ほとんどの会員から「御苦労さまでした。来年もよろしく。」とのお言葉をいただき一安心。その後行った幹事反省会では、「今まで北方面が続いたが、来年は中央線、東海道線方面ではどうか。」「参加者皆さんの希望に沿った場所(歴史物・自然)、企画(ビンゴ以外の催し物)を行おう。」という意見で一致いたしました。幹事以外の方の企画参加を大いに希望いたしますので声をかけて下さい。
|