楽しい元気な旅行会でした

旅行会報告 プログラム
田 口 昭 夫




 41年卒の面々が、期せずして41人集まった。
 8:45新宿駅西口を定刻で出発。天候は晴、湿度80%、蒸し暑い・・・でも何のその、自称若い面々が期待を膨らませて向かうのは、“那須湯本鹿の湯温泉”である。
 途中、乙女の滝での昼食のおにぎりは格別・・・・・澄み切った冷たい清流の岩の上に腰かけて、坂本君差入れの子茄子の漬物に舌鼓、次は沼ツ原湿原(電発の揚水発電用調整池)、いたるところに熊出没看板、これを横目に熊も逃げ出すようなモサ男?達が木道上を散策。ニッコウキスゲやアカハナシモツケソウは既に枯れていたが、エゾリンドウ、タムラソウの鮮やかな青と赤の花が目を楽しませてくれた。折しも、雨雲が発生、ゴロゴロ始まった。急いで、小回りコースで約30分で切り上げ、それでも気持ちのいいこと。そうこうしているうちに、ホテルグリーンパール那須に到着、早速お風呂へ・・・
 今回は4人の新しい仲間を加えての賑やかな宴会。いつもの微笑ましい光景である。カラオケ、ビンゴゲーム・・・童心に戻り楽しいひと時、お酒もいつもの通りはずみ、元気そのもの。
 硫黄を豊富に含んだ強い酸性の温泉・・・白濁した湯に入ると、ピリッとして、肌がスベスベ、効能のほどは?夜になるとゲリラ豪雨に見舞われ、加えて落雷により、ホテルも一時停電・・・自家発電機運転で難を逃れたが、宴会中、ピカピカッ、ドーン、ビシッ・・・閃光がひっきりなしに真っ暗な窓外を明るくする。でも、宴会に集中、流石である。
 翌朝は、何事もなかったかのような変わりように、全員勇んで車中の人に・・・目指すは、今回旅行のメインイベント、“鹿の湯”への入浴である。ホテルも同じであるが、その効能は疲労回復から、高血圧・糖尿、・・・なんでもあり、21項目の効能、本当かいな?と疑いたくなるほど・・・ところが、酸度が強いお蔭で私は皮膚がかぶれ、全身がジンマシンのように・・・痒いこと、一日大変だった。幸い帰宅と同時に風呂に入り洗い流して、事なきを得た。(完全治癒) 今年も秀島君、前田君のお蔭で楽しい旅行ができた。(感謝)
 ところが、その余韻もひと時、2日後(4日16:26)、全員が一番快復を望んでいた長内君の訃報に接した。船頭を失いガッカリ・・・力を失ったのは私だけではないだろう。これからは長内君の本会への思い入れの意思をしっかり受け継いで、仲良く、老いの中にも楽しい余生を送ろうと決意を新たにした。ご冥福を祈ります!。
                        (理工学部・電気工学科卒  田口昭夫)