万座遊湯三昧バス旅行会報告
平成26年9月21-22日

旅行会絵巻 プログラム

前 田 祐 輔


 若女将 すごみ猫

 平成22年奥日光温泉旅行会に始まり、当初は2年に1度の旅行会でしたが、2回目の「妙高高原温泉バス旅行会」を終えた時点で、参加会員から「これからは毎年1回開催してもらいたい」とのたっての要望に応え、宿泊地の事前調査、バス会社との運賃交渉、立ち寄り先の選定、宴会の盛り上げ企画等々ズブの素人の幹事が何かと努力を重ね、昨年3回目の「那須湯本・鹿の湯温泉バス旅行会」に次いで、今年9月21日(日)・22日(月)一泊二日の「万座遊湯三昧バス旅行会」を開催しました。

 第1日目、9月21日(日)朝8時45分、新宿駅西口「新宿センタービル」南側の都道で待つバスに集合。秋晴れ。小田急線で事故発生のため、新宿からバスに乗る40名のうち2名の方の到着が約1時間近く遅れたが、予定していた「草津白根山湯釜散策」が噴火警戒で中止になったこともあり、新宿乗車予定者全員が揃うまで待つことにする。

 10時15分頃全員が揃い、小笠原主幹事の号令一下、全員の拍手をもって新宿を出発。関越自動車道の練馬ICに乗り一路渋川ICへ向かう。途中バス内では隣同士、学生時代に戻った会話。バス内後部のサロンでは小宴会模様。渋川ICを下りて直ぐ、約1時間遅れで12時40分にJR渋川駅に着き、栃木から参加の坂本充生君と群馬東部の館林からの阿部豊子さんが同乗し、今回の旅行会参加者全員42名が揃った。昼食は、北渋川「麺亭田吾作」に向かい、群馬の蕎麦・うどん等を堪能する。

 午後1時半「田吾作」を出発。30分後には有名を馳せた「八ッ場(やんば)ダム」予定地に差し掛かる。今月末にはダムで水没する旧JR吾妻線が廃線され、新線に切り替えられるとか。我が41会の「土木」の専門家、千村文彦君が、「八ッ場ダム」建設の浮き沈み経緯について自説を講釈。何となくしか理解できなかった我々に対し、「政治的・経済的にもダムの建設は当然すすめるべきである。」と高度な学説をご講義いただく。長内教授を無くした41会仲間の中にもう一人「学識豊かな仲間」がいることを再認識。

 草津の温泉街を外側から迂回しながら「活火山白根山(高度2,160m)」に向かう。山頂に近付くほど、バス内に強い硫黄の臭いが漂い始める。周辺は正に木の一本も無い火山地帯。本来ならバスから降り、エメラルドグリーンのカルデラ湖「湯釜」へ散策予定だったが、噴火警戒レベルが上昇し、通行は可能だが駐車・降車・散策は禁止されているため、残念ながらそのまま通過。高度2,000b付近から万座温泉まで七曲りの急な下り坂をドキドキしながら宿泊先「万座温泉日進館」に向かう。

 予定より若干遅れて午後4時に到着したホテルは、高齢者に人気の温泉宿で、一つの宿で特に温泉の質と種類の多さ(7か所)は日本一と言われているほどの人気宿と聞いている。ホテル到着後は、宴会開始の6時までまず一風呂浴びる人、宴会前にもう一献傾ける人、近くの湯畑を散策する人、それぞれに楽しむ。我々幹事は、参加費、持参いただいたビンゴ景品、差し入れ等の収集でお風呂にも入れず宴会を迎える。

 午後6時、予定通り宴会を開始。宮田幹事長の主催者挨拶に続いて、何時もの通り、本旅行会参加者のうち最も遠方からの参加者で、渋川から乗車の坂本君と阿部さんお二方による乾杯の音頭に始まり、旅行会に初参加の久保寺克彦君、後藤克己君、諸星文一君、準会員参加者の佐藤武夫君令夫人、友景秀昭君の実弟克之君(駒大41卒)、41会催し常連の鈴木昭男君(46会)たちも挨拶。

 2時間以内の宴会時間の心配から、早速メインイベントのビンゴゲームに取りかかる。司会は岸毅君でゲームも従来行われている方法では無く、新方式によるゲーム。ちょっと複雑で、頭を使う方式のため、お酒が多く入った仲間から「リーチ!ビンゴ!」という張り切った声は聞こえたが、答えは合っていたかどうか。景品は、参加者がかなり考慮いただいたせいか、相当良いものがあったようで、開けてびっくり、笑顔、笑顔。

 次は恒例のカラオケ。阿部豊子さんの「津軽のふるさと」、高橋英基君の「横浜たそがれ」は、絶品中の絶品。最後に角田勝君恒例のリードによる「惜別の歌」「中大応援歌」「中大校歌」を全員で斉唱、大盛り上がりのうちに宴会は終了。

 第2日目、9月22日(月)朝7時、各部屋毎に起床、バイキング朝食をとる。その後は、館内の露天風呂「極楽湯」と6つの種類の木造風呂のある「長寿乃湯」につかる「温泉三昧」組と万座峠・湯畑を巡る「自然地散策」組に分かれ、天然温泉地を言葉通り「遊湯三昧」を愉しむ。

 正午過ぎ、玄関前で参加者全員による記念写真撮影。多くが昼食をとっていたため、全員写真の中に入ったかどうか心配。予定通り12時半、日進館を出発。再び白根山地を素通りし、最初の立ち寄り地「草津運動茶屋公園」へ。同公園に着くと、昼食をとる人、ベルツ記念館を見学する人、お土産を買う人など、思い思いの店に入る。

 帰りも往路と同じ道を戻ったが、景色が全く新しく感じられたのはどういう事からだろうか。途中、前日渋川駅で乗車した坂本君と阿部さんは渋川駅で降車しバス組と分かれる。バス組は渋川伊香保ICから関越道に乗り、一路新宿に向かうが、ほとんど全員「うたた寝状態」。三芳SAでは、自宅に近い佐藤貴美子さん、友景克之君、足を痛めた前田の3名が下車。他の37名は、予定通り午後6時、新宿駅西口に無事到着。二日間の楽しかった思い出をかみしめながら、各自自宅に戻る行程に入る。翌日ほとんどの方から、無事自宅に戻れた旨の連絡をいただく。

 今回の旅行会、幹事として不足な点が多くあった事をお詫びすると共に、次期旅行会はより良い企画を策定することをお誓いし、参加者に対し厚く御礼申し上げます。また不参加者の方でご寄付をいただいた方々に厚く御礼申し上げます。