長内了先生を偲ぶ会は、4月13日(日)午後2時から、中央大学駿河台記念館2階で300人余が出席して開催され、当会からは約50人が出席した。
会場正面の大スクリーンには、長内先生が参加した行事などの動画や写真が終始投影された。
司会・進行は佐藤信行副学長が担当した。
開会にあたって、永井和之前学長と福原紀彦学長から挨拶があり、献杯までの間、才口千晴氏、須藤正彦氏、那須弘平氏(いずれも元最高裁判事)がそれぞれ長内先生の思い出を語った。ちなみに須藤正彦氏は当会会員である。
続いて、濱田惟道名誉教授の挨拶と発声により献杯が行われ、懇談に入った。懇談の合間には、長内先生の友人やゼミOBが思い出を語った。当会の島藤傳副幹事長は長内先生が好んで歌ったという My Way を独唱し、長内先生の首尾一貫した生き方を偲んだ。
長内先生古希記念論文集贈呈では、井上彰元法学部長から長内美智子夫人へ目録が手渡され、美智子夫人から謝辞が述べられた。
次いで、長内先生が30年余にわたり部長を務めた応援部の現役学生による校歌と応援団OB会による惜別の歌があり、出席者全員で斉唱した。校歌に先立って、当会副幹事長の角田勝応援団OB会会長から入院中の長内先生との交流や葬儀当日の様子を詠んだ以下の短歌3首が披露された。
″入院のベッドで握る友の手と強き眼差しズシンと響く″
″筆談の友の遺せし二文字はようやく書きし「心友」なりき″
″高潔の士見送る友は千余人天高き日に君は逝くなり″
最後に橋本基弘前法学部長が閉会の辞を述べ、2時間にわたる長内先生を偲ぶ会を締めくくった。
閉会後、当会は御茶ノ水駅前の居酒屋「げんない」に集合し、ついには福原学長、佐藤副学長、藤本幹子学員会副会長も合流して、和やかに追悼懇親会を催した。
(宮田)
|