今年も楽しめた西伊豆バス旅行
西伊豆戸田温泉バス旅行会
2015年9月16日-17日
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田 口 昭 夫


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 今回も小笠原さんと前田さんのお蔭で、41会の旅行が実現し、ゆっくり楽しめた。それにしても健康状態が悪い中で頑張ってくれた前田さんの一日も早い回復を祈っている。
 さて、いつもの通り、JR新宿駅南口の新宿センタービル南側舗道部には、早くからうれしさに胸を膨らませた若いメンメン?が集まった。西伊豆戸田村(埼玉・戸田市と1993年姉妹都市提携)に向けて出発である。
 バスは、海老名SAから足柄SAを経て沼津IC下車で、ここで待人を拾い「三嶋大社」へ・・・富士火山帯の根元の神、伊豆の国魂の神として、武門武将に崇拝されてきた神社で、これらの奉納品を多数所蔵しているとか・・・。東海大地震により倒壊し、その後も関東大震災、伊豆震災などを経て平成2年に大補修が行われたとある通り、鉄筋コンクリート造りの比較的近代建築様式である。
 特に目を引くのは、東海大震災により倒壊した社殿を10年の歳月を費やし復旧完成した功労者・矢田部式部の銅像である。数々の偉業を顕彰して市民により建立されたとある。中でも、樹齢1200年と伝えられる“金木犀”の大木である。幹も相当の年輪を重ね老木であるが、その芳香は四方二里に及ぶそうで中々の物である。それに、源頼朝が参詣のおり休憩(恋を語った?)したとされる腰掛石(三島七石の一つ;牛石が有名とか?)があり、神池脇には「若山牧水」の歌碑もあった。時間の関係で、所蔵されている“宝物”は見れなかったが、宝物館には立ち寄ってみた。平成10年開館。
 さあ、ホテル“いさば”に到着、風呂だあ!・・・山の斜面にたたずむホテルならではの絶景、しかも露天風呂あり。最高の気分で、つい長湯。あいにくの天気に、予定されていた“磯釣り”も早々に中止!残念でしたねー。その分、宴会で盛り上がるかなーって考えたのは私だけではなかったと思う。
 静岡在住の諸兄を交えて総勢○○名が一堂に会して・・・流石に、口は元気、しかし動作が段々鈍くなってきた
かな?今回はビンゴゲームで時間の大半を費やしてしまった。でも、お酒は進んだね。
 翌朝はノンビリした行程で、お散歩が楽しめた。ホテルの眼下に広がる御浜岬・・・鳥のくちばしのような形をした。この岬は、駿河湾の海流に葉のばれた砂が、湾の入り口部分に帯状にたまってできたとか?いずれ対岸と繋がりそうである。実際に歩いてみるとサラサラの細かい砂地で綺麗である。ここにも「若山牧水」の記念碑があった。
 戸田港の外海は駿河湾で、日本一深い(2500m)海とのことで、深海生物であるタカアシガニが水揚げされる。大きいものは脚を広げると3m!にもなるという。砂浜には県指定の天然記念物“イヌマキの群生地”や“根上り松”・“友愛の松”など、それは見事に枝が地を這って広がっている。相当の津波に耐えたんだろうね。船着き場では若者が何やら釣っていた。体長5cmくらいの“コバルトスズメ”・・・これが綺麗でかわいい。戸田の海水を炊き上げて、塩や塩飴を作っている歳をとったお姉さんに窯などを見せてもらい、お土産に!
 さあ、ホテルを後にして、まずは“出会い岬”へ・・・あいにくの雨空であったが、それでも絶景のポイントであることが伺い知れる。元々、この辺りは火山地帯(井田火山、達磨火山)であり、それが海に迫りできた地形と聞く。
 そして、途中「沼津海産物土産店」に立ち寄り、思い思いに土産物を買い込んで、車中では「大満足」の寝顔のあどけないメンメン・・・どんな夢をみていたのかな?次回はぜひあなたも参加を!