2020年箱根駅伝、中大は往路で順位を一時18位まで下げ山登りの5区で13位まで上げたが、復路はそのまま9区まで横這い。10区も終盤戦、ゴール直前の頑張りに期待を込めて、アーバンネット大手町ビル前に設営された中大応援団席前の歩道からアンカー二井康介選手を応援した。
歩道には応援の群衆が詰めかけ人垣で選手たちが走る車道も見えない。大野、千村会員も来ていたがやはり応援場所を探していた。一段高い中大応援団席からはリーダーたちの絶叫とブラスバンドの強烈な音が響き渡り選手の接近を告げていた。選手の姿が見えないならばせめて応援風景だけでもとスマホを頭上に揚げてシャッターを切ると、写真には図らずもゴールへ向かう二井選手が群衆の隙間に写っていた。
二井選手が通過すると、高橋(駿)会員から声がかかり応援団席に上がった。そこには角田、大野、柳下会員もいた。まもなく選手たちも集合、14時15分から陸上部報告会が始まり、周りを応援の群衆が取り囲んだ。まず大村理事長、酒井総長、福原学長が挨拶し、次いで藤原監督、野村部長、船津主将、選手たちから出場報告と応援に対する謝辞があった。最後に応援団から陸上部へエールが送られた。
今年は新記録が多く、往路新4校、復路新1校、総合新2校、区間新13名を数える。船津主将の報告によれば中大のタイムも過去最速だったという。新記録増加の要因としてナイキ厚底シューズが話題になっているが、それにしても以前ならばトップ級のタイムが12位とは、「戦国駅伝」のすさまじさを実感した。シード権を獲得するためにはそれを乗り越えなければならず、監督、選手たちにはなお一層の健闘を期待したい。
駅伝応援の後、15時30分から上野精養軒で当会会員11名、応援団関係者14名、計25名が参加し和やかに新年会を開催した。(宮田)