第15回小金井支部総会を前にして ―学員会副会長の選任について― 支部長 斉藤芳司 平成24年5月12日、定時協議員会が開催され、議案の一つとして、「任期満了に伴う学員会役員の選任について」が提案された。私が一番懸念するのは、副会長の選任のことである。平成22年6月1日に誕生した新副会長の顔ぶれを見て、大半の学員は驚いた。何故かというと再任された役員は300万円以上の寄付を大学にしている。新任の殆どの役員は基準以下であった。先輩の学員の中には(彼等は)300万円も寄付していないのに、どのような理由で副会長になれたのかと食って掛かる者もいたようである。後輩は、学員会の規約の中に、就任の条件となる寄付金額は書いていないと反論するのに精一杯であったと聞いている。このような寄付に関係する微妙な問題については、提案説明の中では触れていない。このことが解決しないと候補者を推薦する立場にある学員は混乱することとなる。 前任の副会長に、この件について質したところ、10年前の創立125周年記念募金のため、副会長の募金基準を300万円以上にしたが、今は、募金活動も終了したので、基準金額に拘る必要がなくなったこと、又現在の我が国経済の状況からかかる基準は厳しすぎるとのことであった。 ではなぜ選任の方針変更を事前に公表しなかったのであろうか。内容を明確にしておけば、前述したような摩擦は避けられたはずである。これから地域支部は、副会長選任のための候補者推薦の検討に入るが、大学への貢献度を重視するのは当然としても、寄付金の額による判断は勘弁して欲しいものである。取り分け、学員会上層部の人は、肝心なところが説明不足だと以前から指摘されている。白門は一つである。ざっくばらんに対応したいものである。 |
平成24年度
支部長挨拶