伝言板

平成18年度

平成17年

3月11日役員会


平成19年3月11日(日)、ソルト会館2Fで今年度最後(?)の役員会が行われました。


主たる議題は、次の通りでした。
(1)第10回小金井支部総会の日程について、
(2)第9回文化講演会について、
(3)10周年記念行事について
(4)その他

以下、討議の内容を要約します。
(1)   次回小金井支部総会の日程については、同時に開催する文化講演会との兼ね合いもあるので、大学側には7月8日(日)を第1希望日、7月1日(日)を第2希望日として申し込むこととする。
(2) 文化講演会のテーマは、加賀野井秀一先生の「日本語を叱るー国際社会における日本語を考えるー」ということで大学側にお願いする。
(3) 10周年記念行事について
小金井支部も今年で創設以来10周年を迎えるので記念行事を行うこととする。時期は秋(11月頃?)がいいのではないか。講演は「政界よもやま話」といった題で学員会会長の中山正暉氏にお話頂いたら面白いのではないか。具体的には伊藤隆文氏を実行委員長としてこれから種々検討していくこととする。

(4) 春の(小金井公園での)観桜会は、3月31日(土)に行う。
吉田前支部長に感謝する会兼第8回忘年会
    

  平成18年も押し迫った12月14日、吉田前支部長の支部へのご尽力に感謝の意を表す会が開催された。忘年会を兼ねてレストラン「ソルト館」を会場とし、15名の学員の出席のもと盛大に挙行された。

 先ず、斉藤現支部長が挨拶の辞を述べられた。そして、ゴルフ・文楽・ボーリング等の各部から活動・近況報告がされた。IT部会からは、佐藤部長が本年の活動方針、組織、仕事の分担、危機対策等を述べた。ホームカミングデーの参加についての報告を最後に、この部を終えた。

 第一部は、「吉田前支部長に感謝の会」であった。

  まず、現支部長から前支部長へのお礼が述べられた後、記念品の贈呈が行われた。それに対し前支部長からご挨拶を頂いたが、相変わらず元気いっぱいのユーモアの中にも後輩に対する勇気づけを感じられるお話であった。

  第二部「平成18年度忘年会」は、中島副支部長による力強い乾杯の音頭で幕を開け、和気藹々の歓談の合間には、参加者一人一人から近況報告も行われた。

  その内、のど自慢がそろうわが会はカラオケ大会に移り、いやが上にも盛り上がった。玄人顔負けの歌手もいれば、若き日の想い出を込めて「琵琶湖周航の歌」を歌う人、10年ぶりに「あざみの歌」を歌った者もいた。途中からデュエットになり会場を引きつけ、楽しい時が時を忘れて過ぎていった。

  最後に参加者全員で記念写真を撮り、富田幹事の閉会の言葉をもってお開きとなった。

                                             昭和43年度卒 幹事長 高蝌a徳

箱根駅伝観戦記
   

                                                      星 弘美

正月三が日の間、家族で箱根〜熱海方面へ小旅行をしました。元旦に予約していた箱根のホテル(小涌谷)にチェックインしようと同ホテルに入ったところ、そのロビーに「白門50」と横書された和太鼓と「中スポ」数十部が置かれておりました。聞いたところ、白門50会の面々が箱根駅伝応援のため同ホテルを集合場所として使わせてもらっているとのことでした。

当初、我々は駅伝による交通混雑を避けるため、2日早朝には箱根を出て行く予定をしていたのですが、こんな機会は滅多にないということで、急遽予定を変えて箱根駅伝を観戦することにしました。此処に掲げた写真がそのときの模様です。私らの側を今井選手(順天堂大)が1位で駆け抜けて行きました。その区間(5区)の中大のランナーは小林賢輔選手でしたが、中々現れず、かなりの後順位で苦しそうに通り過ぎて行きました。往路の順位は第14位、総合でどうにかシード権内の第8位でフィニッシュしたことは皆さんご存知の通りです。

生の選手を間近で見ることができて大変よかったです。来年もまた行きたいくらいです。


第17回ホームカミングデーに参加して
爽やかな秋晴れに恵まれた今年のホームカミングデーは、10月22日(日曜)。
小金井支部会員10名は、JR武蔵小金井駅に午前8時45に集合し、近況など語りながら母校に向かい、広大なキャンパスに温かく迎えられた。

開会式は、NHKの葛西 聖氏の名司会で行われ、校歌を卒業生が皆心を込めて歌い、熱い感動に浸った。理事長鈴木敏文氏の挨拶は、フロンティア・スピリットに富み、本学の将来に輝く希望を与えた。

総長の永井和之先生は、各学部の充実、専門職大学院の等の強化・拡充について話された。新司法試験合格者数では、本学法科大学院が全国第一位の栄冠に輝く131名合格の朗報を伝えられた。

学員会会長の中山正輝氏は、演壇の前に立たれ友人として挨拶し、ハーモニカで故郷をふかれ参加者の心を奪った。

福引き抽選会では、小金井支部の2名が商品券を当て、ラッキーだった。

12時、小金井支部の出店前に11名全員が集まり、記念撮影をバチリ。

昼食後運動部の見学に出かけ、公開練習では水泳部と陸上部を見学。メルボルン五輪代表・日本陸連女子部委員長や本学女子陸上競技の監督を長い間務め、数々の輝かしい記録を打ち立てた浜松ヨシ江会員も参加。

近年箱根駅伝、野球が低迷しているが、我々は後輩達に物心両面で応援しなければならないと痛感した。

夕闇迫る頃、来年のホームカミングデーを楽しみにしつつ、母校を後にした。 

昭和41年度法卒 邉田幸藏


佐藤仁氏のTV出演
「小金井支部会員・佐藤 仁さんが平成18年6月テレビに出演されましたのでご紹介いたします。
 佐藤氏は教員時代から、パソコンを含む教育機器の活用に関する指導者として知られた方です。8年前から自らのホームページを持たれ、所属している「外国語教育メディア学会」の全国理事として活躍し、現在は名誉会員として後輩の世話や本会など地域を中心にパソコンを通じての人生触発に力を注いでおられます。そして我が支部のHPを立ち上げ、支部でも指導者として活動なさっておられます。(紹介者:実松 勉会員)

(1) 出演までの経緯
今年(2006年)6月12日、「佐藤仁さんのホームページを観てメールをした」といった件名で1通のメールが届いた。何だか変わったメールだが悪戯ではなさそうだと思いながら開けてみたところ、 送信者は「“おもいつきりテレビ”を担当しているデイレクター」でまともなメールであった。同番組の中に「“今日は何の日”というコーナーがあり、そのコーナーで昭和41年6月28日に起こった台風4号を取上げようと思っている。新聞やインターネット等で情報を集めていたら、佐藤仁さんのホームページで校舎が水浸しになっている写真を見つけ、閲覧した。ホームページに載っている以外の詳しい話を聞きたい。ご連絡頂ければ幸いです。」というものであった。
 
そこでOKの返事をし、6月15日には14時から佐藤宅でデイレクターと1時間ほど打合せを行った。その時、資料として当時の日記と3册のアルバムを貸与した。17日(土曜日)には、午前10時から
杉並区立和泉中学校で一教室を借り録画取りをした。
 
 同月28日には、12時50分から「今日は何の日」の放映が行われ、心配したより落ち着いて出演していた自分を見いだし、胸をときめかしながら観た。放映時間も長く、良い記念品が持てたことを感謝した次第である。 

(2)放映された画像
次に、放映された画像を撮った写真を数枚掲載します。


中央大学文化講演会に参加して

星 弘美
2006年7月9日(日)午後1時10分、中央大学主催(中央大学学員会小金井支部共催)による中央大学文化講演会が開催され、中央大学文学部助教授池田賢市氏が『ゆとり教育の中の「学力」問題』と題して講演を行いました。

以下は、その要旨です。但し、小生、教育問題には全くの門外漢であり、先生のお話の理解度が十分でない可能性があります。従って、下記のメモに若干ポイントがずれている箇所があるいはあるかも知れません。

氏は、先ず、講演レジュメの資料の一つである「PISA2003における平均得点の国際比較」と題する一覧表を皆に示され、これは、2003年度OECDによるPISA Programme for International Student Assessment「生徒の学習到達度に関する国際調査」)のテスト結果を国別にランク付けしたもので、それによれば、日本人学生(中学生〜高校生)の「PISA学力」は、前回調査時と較べてもその順位が下降傾向にあるとのことでした。

PISA学力」とは、日本の試験の如く知識・情報量の多さを試す所謂暗記ものではなく、問題を解くために必要な知識・情報を持って来て、直面している問題を解く力を試すテストであるとのことです。我々の世代はこのようなテストを子供の頃受けた経験がありませんので、例えて言えば、国語では、漢字の読み・書きではなく、文章問題のテストであり、数学では、計算問題ではなく、応用問題のテストのようなものではないかと思った次第です。尤も、池田助教授に言わせれば、日本の数学テストの応用問題とは若干違うとのことです。日本の数学応用問題では与えられた情報(与条件)はそれらの全てを使って解くが(ある情報を使わないで解いたとすれば、それは答えが間違っている証拠)、PISA試験は、必ずしもそうとは限らず、不要な情報も中にはあり、問題を解くのに必要な情報とそうでない情報を選り分けながら、与えられた問題を解いて行くのだそうです。

PISA学力」を問う問題の一例として先生は次を示されました。

設問1 盗難事件

あるTVレポーターがこのグラフを示して「1999年は1998年に較べて、盗難事件が激増しています。」と言いました。

 年間の盗難事件数(↓)

左の問題に対して多くの日本人生徒は、このTVレポーターの発言が適切か適切でないかの理由を説明できなかったとのことです。

左グラフをよく見てみると、件数でたかだか10件増、率で2%です。これで「激増」と言えるかどうか。例えば、1998年以前は此処数年減少傾向にあったのに、1999年になって突然10増えたということであれば、「激増」と言えるかも知れないが、いずれにせよこれだけではよくわからない。従って、TVレポーターの発言は適切でないという答えが正解だそうです。

  520

  515

  510

  505

         1999

   1998

このレポーターの発言は、このグラフの説明として適切ですか。適切である、又は適切でない理由を説明して下さい。

次の設問は第2例です。

『学校からA君の家は2km、B君の家は5km離れている。ではA君の家とB君の家との距離は?』

上記の問題に対して、日本の学生の多くは、「分らない」とか「答えられない」という回答をしたとのことでした。答えが複数有り得るので、そのような回答になってしまったのであろうか。答えは、(道が直線の一本道であり、且つ直線距離を測るのでなく道路の距離を測るとすれば)3kmA君家・B君家間の距離≦7kmとなる。

池田助教授のお話を聞いていると、先生の志向している「ゆとり教育の中の「学力」問題」の「学力」は、「PISA(的)学力」ことを指しているように思われました。

知識・情報量の多さを試すテスト(所謂、暗記もの)であれば、未だ日本は世界のトップクラスにいるとのこと。これを聞いて安堵しました。

小生の経験では、高校まではある程度知識重視(偏重ではなく)教育でよいのではと思います。この時期は、基礎知識・基礎能力の涵養が大切です。学生時代に培った(基礎)知識・教養が豊富であればあるほど、それが、大人になり、実社会に入って、(知的レベルの高い)仕事をする上において、種々の「応用問題」を解く基礎になるように思います。

以上