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第26回観劇会

━なる程わかる、楽しめる!━
 〈歌舞伎鑑賞会  古谷泰久(法)
  
国立劇場(千代田区隼町) 平成23年6月24日(金) 参加;16名
         ◎6月24日(金)国立劇場,義経千本桜より「河連法眼館の場」

       
主な出演者;中村翫雀、中村壱太郎、中村亀鶴、中村隼人ほか
 この日は六月にして歴史的猛暑にもかかわらず芝居好きの16名が国立劇場に
集まり、今回は歌舞伎を堪能。鑑賞教室と銘打っての公演、初めての人にも理解
できるようにと若手中村壱太郎(かずたろう、扇千景の孫)の明瞭な言葉での解
説に始まり若手役者に依って伝統的様式美の独特な表現を演じても見せました。

演目も義経千本桜河連法眼館の場と海外でも公演されて居て母と子の情愛をテ
ーマとした解りやすいもの。この演目は義太夫の語りで進行しますが古文の難解
さを補助する様電光掲示板で語りを表示。劇場の少しでも良くわかって歌舞伎の
担い手が増える様にとの熱意の感じられる素晴らしい公演でした。

終了後は有志一同楽しく懇親会。芝居が跳ねてどっと観客が繰り出してどこの飲
食関係の店も満席状態、前田幹事の素早い判断と動きで場所をGet、しかも劇
場の半券を提示すれば50円引きと嬉しい限り。お蔭様で楽しい一時を過ごせ感
謝、感謝。観劇して感激、感動の後の飲むビール、料理のうまさ。


   撮影;古谷泰久

★歌舞伎にちなんだ言葉
@助六寿司

歌舞伎の二枚目「助六」にちなんで付けられた寿司、彼の恋人おいらんの「揚巻」の
揚げ、つまり油揚げの寿司、いなり寿司の事。巻は巻き寿司のり巻、太巻きののりで
巻いた寿司をいう。この二種類が詰合さったものを助六寿司と言う。
@後見(人)
舞台で役者の演技を補佐する人を云う。衣装を直したり早替りの手助け小道具の手
渡しなど舞台がスムーズに進行するよう取計うのが役目。黒子の場合は見えない、
見えていないという約束事になって居る。法律用語の後見人もここからの転用と思
いますが?

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