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第32回観劇会 報告 古谷 泰久(法)
         平成24年6月24日 於;世田谷パブリックシアター(三軒茶屋) 参加;13名

「藪原検校」 井上 ひさし作
主演;野村萬斎、秋山菜津子

狂言界のプリンス野村萬斎が稀代の大悪党藪原検校に挑む、井上ひさし作品の
中でも高い人気を誇る作品。
傑作悪漢物語、親の因果が子に報い、盲に生まれたその男、盗み、脅し、殺人、
悪の限りを尽くし江戸の盲人にとっての最高位検校にまで登りつめた男の一代記。
主演萬斎のよどみないセリフ声の通りも素晴らしい、そしてよくぞここまで悪役に
徹せるか、流石の一言に尽きる。脇も多様な演技陣で盛り上げる。感銘の2時間
半でした。参加13名。

終了後ウオーキング15分。イタリアンレストランで懇親会、今回の出し物話題性
高く、演劇論も熱を帯びる。自然とワイングラスを口に運ぶ回数も増える。こじん
まりとした店を貸切状態で言いたい事を言い、うまいものを食べる至福のひととき
を過ごせました。

資料提供は古谷泰久さん

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