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第35回観劇会 報告 古谷泰久(法)
「こんばんは、父さん」 世田谷パブリックシアター 平成24年10月31日(水) 参加者8名

出演;佐々木蔵之介、溝畑淳平、平幹二郎
時はまさに今、不況にあえぐ町工場の主であった父親とその息子、二人に借金の返済をせまる
ヤミ金融の若手社員、三人がからんで家族の絆とは、何がほんとうのしあわせなのかを軽妙な
笑の中で問い掛ける。人気、実力の両人とあって平日にもかかわらず満席、感動の時間を共有
しました。
劇場紹介
三軒茶屋の駅に隣接する高層ビル、キャロットタワーの3Fにある。小劇場ながらその機能性の
高さから劇団関係者の間で高く評価されて居る。座席のフロアの所は扇形となって居る、2階、
3階席は扇形のフロアを囲むように、ちょうどヨーロッパのオペラ劇場のようになって死角のない
見易い作りとなって居る。舞台も奥行がとってあり演出も思い切った事が出来る。
照明設備もなかなか。
26階は展望レストラン、東京の街並みが360°のパノラマ。もちろんスカイツリーも眺望出来る。
メニューもリーズナブル、こんな環境の劇場でゆっくり観劇など如何。

 

第36回観劇会  報告 古谷泰久(法)
狂言「やるまい会」 喜多六平太記念能楽堂 
平成24年11月4日(日)  参加者 13名

今回は狂言師による解説付、ベテラン狂言師ならではの永年の体験を交えての懇切なる解説。
曲の構成は特に対話で成り立って居るのが特徴、話の駆け引きも大事な要素。そこから笑も
涙も生まれる、うんちくあるお話に感銘。
曲は三曲、家族の愛情と心のふれあいをテーマにしたもの、笑って涙する今日の大衆演劇に
つながる作品。
「牛盗人」
法皇の御車を引く牛が何者かによって盗まれた。犯人の父親をかばう息子、親を思うけなげな
姿に笑と涙をさそう子役の奥津健一郎君のきらりを光る名演技に感動。
「貰聟」(もらいむこ)夫婦喧嘩は犬さえ喰わぬという話。
「蝸牛」(かたつむり)子供の無邪鬼さ純粋さを、それにつけ込むちょい悪山伏。子役のかわい
さの出る楽しい作品。笑と涙の楽しい2時間の公演でした。
終演後有志が集って懇親会。安い飲み代で長々と楽しく盛り上がったひとときでした。


    撮影;古谷泰久

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