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第50回観劇会
 狂言「やるまい会」 平成26年11月15日(土) 参加;13名
           於;喜多六平太記念能楽堂
      
(下記は一部行事案内より転用しています)
 今公演の見どころは、稀曲(上演の稀な曲)「唐人子宝」。裳束・かぶり物・唐舟など、
特別な作り物や子どもの登場人物等、諸条件が整う事が必須な曲で、和泉流254番中
五本の指に入る稀曲。又三郎家でも150年以上演じられていない極めてまれな上演です。
                                     常任幹事 前田紘子
◎開 催 日   平成26年11月15 日(土) 13時半開演
◎名  称    第30回記念狂言 やるまい会 東京公演
           狂言〔文蔵〕 野口隆行他
           狂言〔石神〕 奥津健太郎他
           素囃子〔水波之伝〕 囃方
           狂言〔唐人小宝〕 野村又三郎他
◎会  場   十四世喜多六平太記念能楽堂(JR目黒駅)
◎チケット代  3,000円(中正面席)

演目4題; 狂言3題、素囃子1題    古谷泰久
「文蔵」(ぶんぞう)
無断欠席で旅に出掛けた家来を主人が叱責する話。
そのやりとり主人をものともせずしたたかに応ずる家来、そのやりとりの面白さ、
劇中語られる源平盛衰記の下りは秀逸
「石神」
酒癖の悪さに腹を立て夫を離縁しようとする妻、思い止まらせたい夫、仲人と相談
し思い付いた一言とは、夫婦の機微が織り成す、いつでもどこにもある楽しい話。
「唐人子宝」
永年上演されなかった演目の復活、唐人親子が主役、中国語風のセリフ、唐人の
舞う「楽」という舞。この二つが聞きどころ見どころ、親子の絆に笑の中にしんみりと
させるお話。出演者の多さも見ごたえがあり。
狂言三題いずれも時代を超越した今でもどこにもある様なお話、笑のなかにしんみり
ホロリとさせる人情、落語の世界に共通するものを感じました。又、やるまい会、前田
さんのご尽力で毎回公演を鑑賞させて戴いて居りますが全体的に回を追う毎に演者
のレベルアップを感じます。今後の一層のご精進を期待します。
終演後は有志に依る懇親会、今回の公演会が話題の中心となり、楽しいひとときを
過ごしました。

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