第53回鑑賞会 能楽鑑賞教室 平成２７年６月２５日（木） 参加；１６名
於；国立能楽堂
演目；能「船弁慶」、狂言「寝音曲」
梅雨のあい間の晴天下、中高校生向きの能と狂言の教室が主なテーマ。
大勢の中高校生がバスを連ねて参加、若手能役者の解説があり、さらに
彼らの代表男女３名が演技指導を受けるアトラクションもありました。又座
席の背もたれに液晶画面が取付けられてあり、セリフが字幕表示されるの
も嬉しい限りです。
狂言の太郎冠者と主人のやりとり、今もお笑いで使われるギャグと全く
同じで日本のお笑いの原点を感じさせました。船弁慶は歌舞伎１８番でお
なじみ、クライマックスで激しい囃子をバックに怨霊の平知盛と義経、弁慶
の戦い、前半の静から終盤激しく動に移る。静と動の対比の妙、見事、堪
能しました。ワキながら船頭の役何故か後々印象に残る演技を見せてくれ
て拍手を送ります。
終演後は近くの「そばや」で懇親会、もちろんそばは当然の事つまみ、酒、
お値段４拍子揃ったいいお店でした。次回の時のもう一つのお楽しみにな
りました。約半日の楽しいひとときでした。
古谷 泰久（法）
資料＆写真は古谷泰久さんより