第56回鑑賞会
―異説・野口英世物語―
再びこの地を踏まず
文学座公演
平成27年11月15日(日)新宿紀伊國屋サザンシアター 参加;12名
千円札でおなじみで教科書にも掲載され努力の天才としての名を欲しいままにしています。
その反面強烈な野心を持ち克とてつもない浪費家でとんでもない借金魔だった。結婚詐欺
まがいの事も平気でやる。そんな野口英世に一筋の光を当てて彼の怒涛の半生を描く。
これはご立派の一言に遂きる偉人伝ではなく全てを描く事に依って人間の本質にせまる人
間ドラマと言って良いのではないでしょうか。
手の傷害、貧困、能力がありながら医学界でエリートコースを歩めなかった。全てをアメリカ
での飛躍に掛けるエネルギー、彼の奇行もそのエネルギー源と思えば充分理解出来るので
はないでしょうか。俗的な聖人君主では見知の発見を目指すエネルギーはありません。この
劇は野口英世と言う人間を通して描かれた人間賛歌なのです。
終演後はいつもの懇親会、前田さん友人も加わりおしゃべりも進み和やかなひとときでした。
古谷泰久
◎ 開 催 日 平成27年11月15 日(日) 14時開演
◎ 出 演 等 文学座公演
(演劇賞総ナメの最強コンビ)
作 マキノゾミ・演出 西川信廣
出演 今井朋彦 他
◎ 会 場 紀伊國屋サザンシアター(新宿南口)
◎ チケット代 4,800円(6,000円のところ)
※11月10日(火)に出演者によるアフタートークがありますが、
11月15日のチケットを提示すれば入場できます。
資料は古谷泰久さんより