戻るトップページへ戻る

第60回鑑賞会 《平家琵琶を聞く会》 H28年5月25日(水) 参加;36名
(下記は一部行事案内より転用しています。)
 今回初めて、平家琵琶による平曲(平家物語)に親しんでいただこうと、北鎌倉円覚寺での特別演奏会
を企画致しました。 
□  古典文学の代表作「平家物語」は、鎌倉期より盲目の法師により専用の楽器”平家琵琶”の伴奏で
  「平曲」として語り継がれて来ました。今日その「物語り」(平曲)を耳にすることは希になっております。
  この度鎌倉ゆかりの章句「腰越状」に耳を傾け、はるか源平の昔に思いを馳せて頂こうと思います。
  秋山氏の資料を御参照下さい。
(資料は行事案内掲載時のみ、ここでは割愛)
□  なお、平家琵琶鑑賞前に長谷寺等を拝観し、あじさいを楽しみ、昼食後「原節子展」を見学します。
                                         常任幹事 前田紘子
◎ 日  時   平成28年5月25日(水)
◎ 集  合   JR・小田急 藤沢駅  午前10時集合(散策コース)    参加;24名
◎ 行  程   藤沢駅10:24 ―― (江ノ島電鉄) ――  腰越・満福寺にて腰越状拝観11:25 ―― 
           11:40長谷寺 ―― 昼食――長谷駅13:29――13:50鎌倉駅----小町通り---
           川喜多映画記念館にて「原節子展」見学 ---JR鎌倉駅14:38(46)―― 
           北鎌倉円覚寺15:45「平家琵琶を聞く会」17:30 解散----希望者は大船にて懇親会
◎ チケット代  5,000円(抹茶菓子接待付)
◆ 平家琵琶演奏会  
◎ 日  時    平成28年5月25日(水) 15時~17時
◎ 場  所   北鎌倉円覚寺塔頭「龍隠庵(りょういんあん)」 
◎ 演 奏 者   秋山良造氏(平家琵琶伝承者)
◎ 演  目   平家物語より「祇園精舎」「腰越の事」 
※ 演奏会のみご参加の方は、北鎌倉駅円覚寺口へ15時集合。




撮影;新井孚
 


<鎌倉の古刹を訪ねて、平家琵琶を聴く会> レポート  古谷泰久  (5/30)
 5月25日(水)第60回鑑賞会 参加36名(40年会25名)
空模様を気にしながらも一日雨は降らず鎌倉散策には幸いしました。後から演奏会のみ
参加の方々もあり、散策コースの参加者は藤沢駅に集合して、先ずは江ノ電の腰越で下
車、義経の腰越状で有名な万福寺を拝観、しばし悲劇の武将に想いを馳せる。次は長谷
寺、日本一の木彫りの観音様で有名。
平日にもかかわらず内外の観光客で混雑。この近辺で昼食、名物で今が旬の生しらす、
鮮度が極めて求められる為、品薄。食べられた人と残念だった人、これも仏の思し召しか?
鎌倉駅を降り人人で混雑の小町通りを歩いて川喜多映画記念館を観る。話題の原節子展
を開催中、ポスターと写真の展示で内容はいまいちか。あわただしく北鎌倉へ向かいそこで
演奏会参加のメンバーと合流、揃って円覚寺を参詣し、新緑の樹々に囲まれた荘厳な堂塔
伽藍に心うたれる。演奏会場は崖の中腹にあって寺の堂塔が見降ろせる絶景の場所。時
折鶯が鳴きながら谷を渡っていくさえずりが聞こえる。誠に風情ある場所です。抹茶を戴い
て安らかな気持ちになり、身も心も周囲の静寂に溶け込んで行く。
奏者は秋山氏、色々と別人生を歩んでこの道に途中から入った方。初めは平家琵琶につ
いて解説、この方の人生経験も折り込まれ面白く拝聴。
演奏は静かに淡々として盛り上がりもなく語られていく、古典故の言葉の難解さもあり、そ
れをクリアすればもっと深く味わえるのでしょう。
自然豊かな円覚寺の一隅でしばし古典の世界に入り込み堪能するのも素晴らしい事です。

戻るトップページへ戻る